- 01日経平均は+685.82円(+1.08%)の63,954.19円と2日続伸、取引時間中として22日以来4営業日ぶりに6万4,000円台(一時64,308.71円)を回復した。ただしプライム市場の値下がり銘柄数は1,096と全体の約7割を占め、物色はAI・半導体関連に極端に集中した。キオクシアHDは+13.8%の急伸、韓国SKハイニックスの好決算(営業利益が前年同期比7倍超で四半期最高益)が追い風となった。
- 02FRBはFOMCでフェデラルファンド金利を3.75〜4.00%に据え置くことを10対2で決定。クリーブランド連銀のハマック総裁とクック理事が利上げを主張し反対票を投じた。ウォーシュ議長は記者会見で明確な先行き指針を示さず、CMEフェドウォッチの12月利上げ織り込み確率は85%に上昇(前日は78.3%)。米国市場ではSOXが+1.8%で4営業日続伸、NYダウも3日続伸した。
- 03引け後の決算でマイクロソフトは設備投資が予想を下回ったことが好感され時間外で+4%超。一方アルファベットは売上高が市場予想を下回り、フリーキャッシュフローの赤字が90.7億ドルに拡大したことを受け時間外で10%超下落した。29日はアマゾン・インテルの決算に加え、ECBの政策金利発表、米7-9月期GDP速報値・PCE統計の発表が予定される。
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28日の東京市場は、半導体セクターをはじめAI周辺の主力銘柄への買いが顕著となり、日経平均を押し上げた。前日の欧米株市場で半導体関連株が買われた流れを引き継いでリスク選好ムードが強く、韓国KOSPIの急騰(SKハイニックスの好決算が背景)も追い風となった。日経平均は前場から上げ幅を拡大し後場序盤には一時1,040円高の64,308.71円まで上昇したが、FOMCの結果や米大手IT企業の決算を控えて方向感を欠き、引けにかけて伸び悩んだ。最終的には685.82円高の63,954.19円で取引を終え、売買代金は前週末以来3営業日ぶりに8兆円台に乗せた。もっとも物色対象はAI関連株に集中しており、TOPIXは−0.14%の3,991.71円で3営業日ぶりに反落、プライム市場全体では値下がり銘柄数が1,000を上回り約7割を占めるいびつな地合いとなった。寄与度上位はアドバンテスト+230.85・東京エレクトロン+209.85・ソフトバンクグループ+168.28など、半面コナミグループ・日東電工などエンタメ・内需株には売りが出た。
🇯🇵 東京市場・補足:国内半導体大手が相次ぎ業績上方修正
アドバンテストは27年3月期の純利益予想を6,600億円から7,415億円(前期比97.5%増)に上方修正、自社株買い(上限2,800億円)も発表した。日立製作所・NECも27年3月期の通期予想を上方修正し、半導体製造・検査装置やデータセンター関連需要の好調を背景に挙げた。岩井コスモ証券の有沢正一氏は「アンソロピックのIPO申請やSKハイニックスの好決算を受け、AI関連株を取り巻くムードが少し変わった」と指摘している。
| 指標 | 終値・水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 63,954.19 | ▲ +685.82(+1.08%)2日続伸 |
| TOPIX | 3,991.71 | ▼ −5.66(−0.14%)3営業日ぶり反落 |
| グロース250 | 797.98 | ▲ +13.76(+1.75%)4日続伸 |
| 日本10年国債 | 2.825% | ▲ +0.040 |
| シカゴ日経225先物(29日朝) | 64,990円 | ▲ +460(大取終値比) |
| NYダウ | 52,475.10 | ▲ +97.53(+0.19%)3日続伸 |
| S&P500 | 7,743.98 | ▲ +21.38(+0.28%)3日続伸 |
| ナスダック | 26,549.85 | ▲ +72.04(+0.27%)3日続伸 |
| SOX半導体 | 11,684.00 | ▲ +201.49(+1.75%)4営業日続伸 |
| 米10年国債 | 5.017% | ▲ +0.015 |
| VIX恐怖指数 | 16.91 | ▼ −0.61(−3.48%) |
| ドル円(NY終値) | 157.80円 | ▼ −0.17(−0.11%) |
| WTI原油 | 101.71ドル | ▲ +1.81(+1.81%)3営業日ぶり反発 |
| NY金 | 4,073.72ドル | ▼ −0.88(−0.02%)3営業日ぶり反落 |
| BTC/USD | 81,255.24ドル | ▲ +454.82(+0.56%) |
🇺🇸 米国市場ダイジェスト
- NYダウ+97.53円(+0.19%)で3日続伸、SOXは+1.75%で4営業日続伸。メモリー半導体のマイクロン・テクノロジーは+5.9%、SKハイニックスの米上場株も+13.3%で引けた。オラクルは2030年度売上高2,250億ドル超との長期目標発表を好感され+10.7%
- FOMCは3.75〜4.00%で金利据え置きを10対2で決定。引け後の決算ではマイクロソフトが時間外で+4%超、アルファベットは売上未達・FCF赤字拡大で時間外−10%超と明暗が分かれた
- WTI原油は中間選挙後の対イラン軍事作戦観測で+1.81ドル(+1.81%)の101.71ドルと3営業日ぶりに反発。米10年債利回りは+0.015ポイントの5.017%。ドル円はFOMC後のドル買い一服で157.80円に反落
29日の東京株式市場はしっかりの展開が予想される。FOMCは市場予測通り政策金利の据え置きが公表され、無難通過となりそうだ。米ハイパースケーラーの決算では強弱材料が混在しており消化が難しいとの見方もあるが、国内の半導体株の好決算を受けAI・半導体株には買いが入ると予想されている。予想レンジは6万3,000円〜6万4,500円(ロイター)。
もっと詳しく(見通し全文・長期投資家へのメッセージ・出典)
株探は29日の見通しを「続伸か、FOMC通過で安心感もアルファベット決算懸念」としている。前日の米国市場ではNYダウ・ナスダックが上昇、SOXは4営業日続伸で、FRBが連続利上げを見送ったことへの安心感からハイテク株に資金が流入した。半導体のマイクロン・テクノロジー、ネオクラウドのコアウィーブも大幅高となった。一方、引け後に決算を発表したアルファベットは売上高・EPSとも市場予想を下回り時間外取引で急落、マイクロソフトは好感され時間外で上昇した。日経平均は6万4,000円台を回復して始まる見通しだが、アルファベットの決算はネガティブ材料であり上値の重さが意識されそうだ。30日に予定される日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの雰囲気も強まる可能性がある。海外ではECBの政策金利発表、米7-9月期GDP速報値・9月個人所得と個人消費支出・新規失業保険申請件数が発表予定。海外企業の決算ではアマゾン・ドット・コム、インテル、サンディスクが注目される。
💚 長期投資家へのメッセージ:28日の日経平均は2日続伸でしたが、値下がり銘柄が全体の7割を占めるなど、指数の上昇と市場の実感には大きな差がありました。同じ日に発表されたマイクロソフトとアルファベットの決算も、AI関連支出の増え方は同じ方向でも、投資家の受け止め方は正反対でした。マイクロソフトは「支出を抑えた」ことが好感され、アルファベットは「支出がかさみ過ぎた(フリーキャッシュフローの赤字拡大)」ことが嫌気されています。同じAI投資というテーマでも、企業によって収益への転換の仕方は異なります。指数全体の値動きだけでなく、個々の企業がそれぞれどのようにAI投資を収益に結びつけているかを見比べる視点が、これからの決算シーズンではますます重要になりそうです。
📰 出典:ロイター「29日の株式見通し=しっかり、米FOMCは無難通過」|株探「【市況】29日の株式相場見通し=続伸か、FOMC通過で安心感もアルファベット決算懸念」(2026/10/29)| 投資家 | スタンス | 注目ポイント | 今後の見通し |
|---|---|---|---|
| ⚔️ ギャン | 指数の上昇と実感の乖離が広がる相場 | 日経平均2日続伸でも値下がり銘柄が7割 | 物色の偏りがいつ是正されるかを見る |
| 🎯 リバモア | 同じAI投資でも明暗が分かれた決算 | マイクロソフトは好感、アルファベットは急落 | 支出と収益化の具体策を1社ずつ見極める |
| 🌸 本間宗久 | FOMCという大きな材料を無難に消化 | 据え置きは予想通りで相場の反応は限定的 | 織り込み済みの材料では気は大きく動かない |
⚔️ ギャンの見解を読む
日経平均は2日続伸で6万4,000円台を回復したが、値下がり銘柄は全体の7割に達している。指数の上昇が一部の値がさ株に支えられているだけなのか、それとも裾野の広い回復に向かっているのかは、まだ判断できない。この物色の偏りがいつ是正されるかを、焦らず見極めたい。 📊 物色の偏りがいつ是正されるかを見る
🎯 リバモアの見解を読む
マイクロソフトとアルファベットは、同じ日にAI投資関連の決算を発表しながら、株価は正反対の反応を見せた。設備投資を抑えた側が評価され、支出がかさんだ側が売られた。「AIに投資しているかどうか」ではなく「その投資をどう収益化しているか」が、これからの相場の分かれ目になる。企業ごとの違いを丁寧に見極める必要がある。 📊 支出と収益化の具体策を1社ずつ見極める
🌸 本間宗久の見解を読む
FOMCという大きなイベントだったが、政策金利の据え置きは広く予想されていたため、相場の反応は限定的だった。どれほど注目された材料でも、事前にしっかり織り込まれていれば、気は大きくは動かない。むしろ織り込みの外にあった決算の方が、相場を動かす力を持つことを改めて示した一日だった。 📊 織り込み済みの材料では気は大きく動かない
本解説はAI生成の情報をもとに構成しています。記載の数値・情報は公開されている各種ソースを参照した参考値であり、正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。本コンテンツは特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。株式投資・金融商品取引には元本割れを含む損失リスクが伴います。