新屋山神社 奥宮の行き方|車で行ってわかった5つの注意点
山道でヒヤリ、駐車スペースはいっぱい、そして次の神社にはたどり着けなかった。新屋山神社の存在を知ったのは、コロナ禍のことだった。ずっと行ってみたいと思いながら、どこを拠点(宿泊先)にすればいいのか決められずにいた。富士吉田市あたりがいいなと思いつつ、インバウンド需要が高いようで、なかなかタイミングが合わなかった。
今回は、三嶋大社へのお礼参りがあった。Googleマップを眺めていると、車で1時間ちょっとで行けそうだとわかった。よし、行こう。ただし、時間の都合で、6時間で三島に戻らなければならない。かなりハードな日程になった。
当初の予定は、新屋山神社の本宮、奥宮、北口本宮冨士浅間神社、そして不二阿祖山太神宮。最後の不二阿祖山太神宮は、かなり謎めいた神社だ。YouTubeの動画を見ても、どういう神社なのかうまくつかめず、ぜひ訪れてみたかった。時間は気になるが、北口本宮冨士浅間神社から車で15分。これなら行けると計画して、出発した。
①新屋山神社 本宮——礼儀正しく、鳥居をくぐる人たち
本宮に着いたのは、午前10時前。すでに、参拝客がちらほらと来ていた。

皆さん、金運を願って来ているのだろう。もちろん、私もあやかりたい。その皆さんが、実に礼儀正しく鳥居をくぐっていく。私も皆さんに倣って、一歩一歩、進んでいった。

紙垂(しで)が突然、激しく揺れた。不思議な力とは、こういうものかと、なるほど感じる。

案内板によれば、創建は天文3年(1534年)10月17日、御祭神は大山祇大神。日本三大金運神社のひとつとも言われる神社だ。案内板には「神は人の敬ひによって威を増し、人は神の徳によって運を添ふ」とあった。

いよいよ参拝。私の前には並んでいる人がいたが、私の後ろには誰もいなかった。おかげで、拝殿の写真をきれいに収めることができた。

境内には、稲荷社、夫婦木社、大國社・恵毘寿社などの境内社もある。ひとつずつ、参拝させていただいた。

夫婦木社は、二本の木が途中でつながっていたことから名付けられたという。優しい空間に包まれていた。


授与所で金運カードをいただこうとすると、「奥宮でも授与していますよ」と案内された。あわせて、奥宮の地図と注意事項の用紙もいただいた。行かれる方の参考になるよう、ここに載せておく(いずれも新屋山神社が配布している資料)。最新の情報は、新屋山神社の公式サイトで確認してほしい。公式サイトでは、本宮・奥宮近辺の略図(PDF)が公開されている。


本宮でしか授かれないという金運小判守をいただき、いざ奥宮へ向かう。
新屋山神社 本宮(実用情報)
所在地:山梨県富士吉田市新屋4-2-2/富士山駅から富士急行バス「新屋公民館入口」下車、徒歩約5分/中央道河口湖ICから約10分/専用駐車場あり/お札所 9:00〜16:00/電話 0555-24-0932(2026年9月25日確認)
②新屋山神社 奥宮への行き方——狭い山道は「ゆっくり運転」が基本
結論から言うと、奥宮へ向かう山道は道幅が狭く、ゆっくり走るのが基本だ。
本宮から奥宮までは、車で約40分。いただいた案内図には、「中の茶屋」から先の滝沢林道を、奥宮まで約8.5km、車で約25分とある。ナビは、Googleマップで「新屋山神社 奥宮」と検索すればよいと書かれていた。「スピード注意(事故多発)」の文字もあった。
運転慣れしていない私は、この狭い山道で、何度もヒヤリとした。
参拝を終えた車が、次々に下ってくる。やたらと高級車が多い。関西方面のナンバーも、意外に多かった。その下ってくる車が、スピードを出してくる。カーブの死角から、膨らんで出てくる車と、2、3度すれ違った。「そこはゆっくり行こうよ」とブツブツ言いながら、気持ちを落ち着かせて登っていった。

③新屋山神社 奥宮の参拝——駐車スペースは限られている
奥宮には、いわゆる駐車場があるわけではない。案内の看板から少し進んだところに、車を置けるスペースが空いているだけで、皆さんそこに止めている。何台も止められないので、私が着いたときには、すでにいっぱいだった。道を戻って、奥宮のそばの路肩に止めさせていただいた。
さっそく参拝。順番に並んで待つのだが、お一人お一人、時間が長い。

そんな中、私の前に一人で参拝された女性は、きれいな所作で、参拝が短かった。この人、絶対に福の神がついてる——なんとなく、そう思った。
北口本宮冨士浅間神社でも見かけたが、とてもいい車に乗られていた。なんだかわからないけれど、納得した。

奥宮へ行く前の5つの注意点
①ゆっくり運転:滝沢林道は道幅が狭く、すれ違いが困難な場所もある。スピードを十分に落とし、カーブ手前ではカーブミラーの確認やクラクションを
②野生動物:クマの目撃情報が多数寄せられており、シカの飛び出しも頻繁
③トイレ:奥宮の仮設トイレは使えないことが多いため、麓の本宮などで事前に
④駐車:奥宮付近の駐車スペースは限られる。他の車の通行を妨げないように
⑤参拝:奥宮ではご祈祷を行っていない。環状列石の社は回らず、正面で二礼二拍手一礼
(①〜④は神社配布の「注意喚起」、⑤は奥宮の案内図と公式サイトによる。2026年9月25日確認)
新屋山神社 奥宮(実用情報)
所在地:山梨県富士吉田市大字上吉田字侭5615/本宮から車で約40分/奥宮へは公共交通機関がなく、車(またはタクシー)で向かう(公式サイトに記載はなく、複数の案内サイトによる)/お札所 10:00〜15:00/冬季は閉鎖(時期は年によって変わるため、行く前に公式サイトか本宮 0555-24-0932 で確認を)/2026年9月25日確認
④北口本宮冨士浅間神社——大鳥居をくぐって、参拝
山を降りて、北口本宮冨士浅間神社へ。富士山の世界遺産の構成資産のひとつで、吉田口登山道の起点にもなっている神社だ。

大鳥居の脇の案内板には、全長が「17メートル72センチ」とあった。


参拝を済ませた。

⑤不二阿祖山太神宮にはたどり着けなかった——ナビは「あと5分」なのに
さあ、いよいよ、あの不思議な神社へ行くのかと、期待が高まる。
ナビに「不二阿祖山太神宮」と入力する。約15分の距離。現地にいられる時間は40分ほどある。
ただ、ここで空腹に襲われた。どこかで食べてから行くか、いや、参拝のあとにどこかへ立ち寄ろうか。迷ったが、まずは参拝しようと向かった。
ところが、ナビが「曲がれ」と言う場所が、曲がれない。不二阿祖山太神宮まで「あと5分」と表示されているのに、目の前には行き止まりの看板。どういうこと?
道を戻ってみるが、どうしても行けない。いったん車を停めて、Googleマップを確認する。不二阿祖山太神宮まで「あと10分」。どういうこと?
やばい。滞在時間が短くなる。腹も減った。どうする? 諦めるか、探すか。
普段の私なら、突っ込んでいくところだ。だが、前日に箱根元宮へ行けなかったことを思い出した。「また来てね」ということかと理解して、引き返すことにした。
不二阿祖山太神宮(実用情報)
公式サイトのアクセスページは、鎮座地(山梨県富士吉田市大明見字山ノ神戸3510)とは別に、「ナビ専用住所」として山梨県富士吉田市大明見3537を案内している。詳しい道順や駐車場は、公式サイトのアクセスページを確認してほしい(2026年9月25日確認)。
⑥忍野八海——空腹と、蕎麦と、猫
車を引き返すと、忍野八海の看板が見えた。そこなら食べ物屋があるだろうと、向かってみた。

忍野八海は、富士山の湧水を水源とする8つの池の総称で、2013年に富士山の世界文化遺産の構成資産に登録されている。軽く回りながら、食事処を探す。どこも激混みだった。


それでも、通りを一本挟んだ小道を進むと、蕎麦屋があった。無事に、腹を満たすことができた。空腹の身には、ありつけただけでありがたかった。
帰りに、猫がスヤスヤと寝ていた。

旅にはアクシデントがつきものだ。そしてそれが、案外いい効果をもたらすことがある。
今回で言えば、不二阿祖山太神宮にたどり着けなかったことが、それだった。ナビは「あと5分」と言うのに、行けない。前日の箱根元宮に続いて、二度目である。普段の私なら突っ込むところを、「また来てね」ということかと受け止めて、引き返した。
引き返した先が、忍野八海だった。空腹を満たすことができて、猫にも会えた。行けなかった場所が、また一つ、次に来る理由になった。
次は、富士吉田・河口湖に泊まって
時間的に厳しい中だったが、行けてよかった。新屋山神社の金運パワーは、まだ感じていない。いずれ来るのだろう。
やはり、三島からは少し遠かった。次回は、富士山を見ながら温泉に入れる富士吉田市か河口湖あたりに泊まって、参拝したい。富士吉田市の「ホテル鐘山苑」は、公式サイトで「富士山の見える温泉旅館」とうたっている。次回の候補のひとつにしている。
※価格・空室状況は変動します。最新情報は予約ページでご確認ください。