SpaceXが上場した。
初値150ドル、公募価格比+11%。
これからどうなるのか
2026年6月12日NASDAQ上場完了・初値150ドル・上場初日終値160.95ドル(公募価格135ドル比+19%)
2026年6月12日、SpaceXがNASDAQに上場した。ティッカーはSPCX。公募価格135ドルに対し、初値は150ドル(+11.1%)。上場初日の終値は160.95ドルと、公募価格を19%上回る好発進だった。
史上最大のIPOは、世界中の注目を集めながら静かに、しかし力強く幕を開けた。上場後も楽天証券で購入できる。宇宙時代の本命株を、今から持つという選択肢もある。
SpaceXとは何者か——「ロケット会社」ではない
SpaceXを「ロケット会社」と思っている人は、本質を見誤っている。イーロン・マスクが2002年に設立したこの企業は今、宇宙輸送・衛星通信・AIの3つを垂直統合した巨大インフラ企業だ。
2025年の売上は約187億ドル(約2.8兆円)。そのうち最大の収益源は、意外にも衛星インターネット「Starlink」だ。
Connectivity
Starlink(通信)
114億ドル
Space
宇宙輸送(打上)
41億ドル
AI
AI(xAI統合)
32億ドル
Starlinkで稼いだ利益を、次世代ロケット「Starship」とAIインフラへ再投資する。この自己完結型のフライホイールが、他社には真似できない参入障壁を作り上げている。
IPOの概要——史上最大規模の上場
160.95ドル
公募価格比+19%
時価総額約2.1兆ドル
150ドル
公募価格135ドル比
+11.1%でデビュー
30%
約225億ドル相当
史上最大IPOの30%
ブックビルディング受付期間(終了)
NASDAQ上場・初値150ドル 終値160.95ドル完了
ロックアップ解除(段階的) 早ければ上場から約18日後を目安に段階的な解除が始まる規定があるとされるが、SECへの届出内容により変更の可能性あり。インサイダーの売り圧力に注意要注目
Nasdaq 100採用の可能性 上場から15取引日後以降に追加可能なルールが適用される(野村證券リサーチ)。具体的な採用日・採用の確否は未定要注目
最新情報は楽天証券の公式ページでご確認ください。
📌 公募価格135ドル・調達額約750億ドル(約12兆円)はサウジアラムコを超える史上最大のIPOとして記録された。上場初日だけで株価は+19%上昇。時価総額は約2.1兆ドル(1ドル=160円換算で約336兆円)に達した。
上場後も、楽天証券でSPCXを買える
IPOの抽選期間は終了したが、SpaceXの株(SPCX)は上場後も楽天証券から通常の米国株として購入できる。
楽天証券でSPCXを購入する際の注意点
① 上場後は通常の米国株取引として購入。為替手数料(1米ドルあたり25銭)がかかる
② NISA成長投資枠での購入も可能
③ 上場後、段階的なロックアップ解除が始まる規定があるとされる。インサイダーの売りが出る可能性があり、株価への影響に注意
④ 上場から15取引日後以降にNasdaq 100への追加が可能となるルールが適用される(採用の確否・時期は未定)
上場直後は値動きが激しくなりやすい。IPO価格から大きく上昇した局面では、冷静な判断が必要だ。長期で宇宙・AI・通信インフラへの投資として考えるのか、短期の値動きを狙うのかによって戦略は変わる。
なぜSpaceXは「夢の銘柄」なのか
ロケットの再利用——コストを10分の1にした革命
これまでのロケットは使い捨てが常識で、1回の打ち上げに莫大なコストがかかった。SpaceXは打ち上げたロケットを地上に着陸させて再利用する技術を世界で初めて実用化し、打ち上げコストを従来の約10分の1にまで下げた。Falcon 9のブースターは1機で最大22回の再利用実績を持つ。
Starlinkという「現金製造機」
契約数1,030万件(2026年3月)。世界164カ国以上で展開する衛星インターネットは、山奥・海上・紛争地帯など地上回線の届かない場所でも高速通信を可能にする。この安定したキャッシュフローが、次の成長への燃料になっている。
宇宙にAIデータセンターを作る構想
地上ではAIを動かすための電力不足が世界的な課題になりつつある。こうした中、イーロン・マスク氏は「AIを動かす最も低コストな場所は宇宙になる」と語っており、SpaceXも将来的な「軌道上AIインフラ」構想に言及している。地球上の電力制約を、宇宙へ拡張することで突破するという発想だ。ただし、現時点では構想段階であり、商業的に成立する保証はない。
正直に言う。リスクも知っておく
夢のある話だけで終わらせない。投資判断に必要なリスクを正直に伝える。
評価額1.75〜2兆ドルという数字は、現在の業績ではなく「宇宙とAIを統合した未来のインフラへの期待値」だ。夢の部分と現実の財務を、両方見て判断してほしい。
SpaceXはロケット会社ではない。
宇宙を土台にして、世界の通信と
AIのインフラを支配しようとしている企業だ。
── KABU気・景気は気
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | Space Exploration Technologies Corp. |
| ティッカー | SPCX(NASDAQ上場) |
| 上場日 | 2026年6月12日(金) |
| 公募価格 | 1株135ドル(約2万1,600円) |
| 初値 | 150ドル(公募価格比+11.1%) |
| 上場初日終値 | 160.95ドル(公募価格比+19%) |
| 時価総額(上場初日終値ベース) | 約2.1兆ドル(1ドル=160円換算で約336兆円) |
| 調達額 | 約750億ドル(約12兆円)・史上最大 |
| 2025年売上 | 約187億ドル(約3兆円・160円換算) |
| 主な収益源 | Starlink(衛星通信)61%・宇宙輸送22%・AI17% |
| ロックアップ解除 | 早ければ上場から約18日後を目安に段階的解除の規定あり(確定日程ではなく、SECの届出内容により変更の可能性あり) |
| Nasdaq 100採用 | 上場から15取引日後以降に追加可能なルールが適用される(野村證券)。採用の確否・時期は未定 |
| 上場後の購入方法 | 楽天証券などから通常の米国株として購入可能 |
| NISA利用 | 成長投資枠での購入可能 |
本記事には一部アフィリエイトリンクを含みます(楽天証券)。本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・銘柄の購入を推奨するものではありません。掲載している株価・数値は2026年6月14日時点の情報に基づくものであり、今後変動します。投資には元本割れのリスクがあります。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。本記事の情報に基づく投資判断の結果について、KABU気は一切の責任を負いかねます。