① 📖 今日の市場ストーリー
日経平均は3営業日ぶり反発、+890.37円(+1.36%)の66,216.79円。前日までの2営業日で3,893円下落していた反動から自律反発狙いの買いが先行し、米財務省の長期国債買い入れオペ倍増発表を受けた米金利急低下とNY株高の流れが波及した。ただし同日のNY市場では一転、米国債利回りが再び上昇に転じたことでリスク選好が後退し、ウォルマートの決算失望も重しにNYダウは−703.84円(−1.32%)の大幅反落。21日の東京市場は反落が想定されており、6万5000円台を維持できるかが焦点となる。
今日のポイント
- 01日経平均は前日比+890.37円(+1.36%)の66,216.79円と3営業日ぶり反発、一時998円高の66,325円まで上値を伸ばした。前日までの2営業日で3,893円下落していた反動に加え、米財務省の長期国債買い入れオペ倍増発表を受けた米金利急低下・韓国総合株価指数(KOSPI)の大幅高が支えとなった。TOPIXは+47.42(+1.18%)の4,059.73で4営業日ぶり反発、東証グロース250指数は+34.70(+4.67%)の776.98で3営業日ぶり反発し約2ヵ月半ぶりの水準を回復。プライム市場の値上がり銘柄数は1,320(85%)に達した。ただし下げ幅3,893円の3分の1戻しにも満たず、自律反発の域を出ていないとの指摘も出ている
- 02一方、同日(20日)のNY市場では一転、米国債利回りが再び上昇に転じたことでリスク選好が後退。NYダウは−703.84ドル(−1.32%)の52,759.21ドル、ナスダックは−263.92(−1.00%)、S&P500は−66.82(−0.87%)とそろって反落した。小売大手ウォルマートが第2四半期決算で既存店売上高が予想を下回り−9.15%と急落、消費関連株の重しとなったほか、原油価格の上昇によるインフレ懸念も相場の重荷となった。10年債利回りは4.702%(前日比+0.055)、30年債利回りは5.238%(+4.4bp)まで再上昇。半面SOX指数は東京時間で+0.53%と3営業日ぶりに反発した
- 03トランプ大統領はイランを支援する国々への経済的孤立・圧力を強める考えを表明、ベッセント財務長官は24日にイラン制裁の詳細を説明する記者会見を開くと発表した。原油はホルムズ海峡の扱いを巡る米・イラン対立の緊張が意識され5日続伸、WTI(10月限)は86.47ドル(+2.46%)まで上昇。米連邦債務が初めて40兆ドルを突破したことについてベッセント長官は「特別な意味はない」としつつ、財政健全化に向けた新たな取り組みに着手すると表明した
② 📋 マーケット早見表
| 指標 |
終値・水準 |
前日比 |
方向 |
| 🇯🇵 日本株・国内金利 |
| 日経平均 |
66,216.79 |
▲ +890.37(+1.36%) |
↑↑ 3営業日ぶり反発 |
| 日本10年国債 |
2.845% |
▼ −0.045 |
↓ 続落。国内金利にも米金利低下が波及 |
| シカゴ日経225先物(円建て) |
65,585円 |
▼ −775(大取終値比) |
↓↓ 下落、21日の反落を示唆 |
| 🇺🇸 米国株・半導体 |
| NYダウ |
52,759.21 |
▼ −703.84(−1.32%) |
↓↓ 反落。米金利再上昇とウォルマート急落が重し |
| S&P500 |
7,641.16 |
▼ −66.82(−0.87%) |
↓↓ 反落 |
| ナスダック |
26,067.17 |
▼ −263.92(−1.00%) |
↓↓ 反落 |
| SOX 半導体 |
11,800.01 |
▲ +61.79(+0.53%) |
↑ 3営業日ぶり反発 |
| 米10年国債 |
4.702% |
▲ +0.055 |
↑ 再上昇。前日の低下分をほぼ打ち消す |
| VIX 恐怖指数 |
16.01 |
▲ +1.12(+7.52%) |
↑↑↑ 急上昇 |
| 💴 為替 |
| ドル円(NY終値) |
159.09円 |
▲ +0.91(+0.58%) |
↑ 円安進行。158.47円→159.18円のレンジで上昇 |
| 🛢️ エネルギー・商品・先物 |
| WTI原油(NY終値・10月限) |
86.47ドル |
▲ +2.08(+2.46%) |
↑↑↑ 5日続伸。中東情勢の緊張で高値圏更新 |
| NY金(NY終値・9月限) |
4,574.76ドル |
▲ +29.46(+0.65%) |
↑ 2日続伸 |
| BTC/USD |
72,743.16ドル |
▲ +3,802.14(+5.57%) |
↑↑↑ 急伸 |
🇯🇵 日本株・国内金利
日経平均
▲ +890.37(+1.36%)3営業日ぶり反発
66,216.79
日本10年国債
▼ −0.045(続落)
2.845%
シカゴ日経225先物
▼ −775(大取終値比)21日の反落を示唆
65,585円
🇺🇸 米国株・半導体
NYダウ
▼ −703.84(−1.32%)米金利再上昇・WMT急落が重し
52,759.21
S&P500
▼ −66.82(−0.87%)反落
7,641.16
ナスダック
▼ −263.92(−1.00%)反落
26,067.17
SOX 半導体
▲ +61.79(+0.53%)3営業日ぶり反発
11,800.01
米10年国債
▲ +0.055(再上昇)
4.702%
VIX 恐怖指数
▲ +1.12(+7.52%)急上昇
16.01
💴 為替
ドル円(NY終値)
▲ 円安進行158.47円〜159.18円で推移
159.09円
🛢️ エネルギー・商品・先物
WTI原油(NY終値・10月限)
▲ +2.08(+2.46%)5日続伸
86.47ドル
NY金(NY終値)
▲ +29.46(+0.65%)2日続伸
4,574.76ドル
BTC/USD
▲ +3,802.14(+5.57%)急伸
72,743.16ドル
🔮 3人のレジェンドはこの相場をどう見てる?→
📜 8/20(木)の東京市場は日経平均+890.37円(66,216.79円)で3営業日ぶり反発(始値65,732.79円→序盤から上げ幅拡大し10時8分に一時998円高の66,325.32円をつけこの日の高値を更新→前引けにかけ伸び悩み前引け656円高の65,982円→後場再び上げ幅拡大→大引け66,216.79円)。売買高22億5,115万株、売買代金8兆6,034億円。プライム市場の値上がり銘柄数は1,320(85%)・値下がり204(13%)・変わらず32(2%)。日経平均構成銘柄(225種)の騰落数は値上がり182・値下がり42・変わらず1。東証33業種は上昇29業種(上昇率上位5業種:輸送用機器・電気ガス業・医薬品・不動産業・ゴム製品)・下落4業種(鉄鋼・銀行業・保険業・倉庫運輸業)。寄与度上位5銘柄はソフトバンクG・ファーストリテイリング・アドバンテスト・キオクシアHD・リクルートHDで合計約430円の押し上げ、寄与度下位5銘柄は東京エレクトロン・イビデン・京セラ・村田製作所・レーザーテックで合計約136円の押し下げ。個別ではキオクシアホールディングス<285A>が自律反発と韓国株高(SKハイニックスの大規模自社株買い方針発表を受けたKOSPI急伸)を受け+6.0%の52,950円と反発。良品計画<7453>は外資系証券の目標株価引き上げ(4,800円→5,700円)を材料に+3.3%の4,379円で4営業日ぶり反発。半面、さくらインターネット<3778>は不正アクセス問題の影響拡大(対象アカウント最大136万超)を受け−8.8%の3,570円と大幅続落。名村造船所<7014>は佐賀県伊万里湾への大型ドック新設報道を受け+6.9%の4,585円と大幅反発、ギフティグループ<590A>は国内証券の新規カバレッジ(投資判断「1・買い」、目標株価1,900円)を受け一時+11.3%の1,433円まで上昇し上場来高値を更新した。(出典:株探・フィスコ・MINKABU・ロイター 2026/8/20)
📜 NY市場は同日(20日)、主要3指数がそろって反落。米国債利回りが再び上昇に転じたことでリスク選好が後退し、原油価格の上昇によるインフレ懸念も相場の重荷となった。ウォルマート<WMT>は第2四半期(26年5-7月)決算で既存店売上高が予想を下回り、第3四半期の1株利益見通しも予想未達となったことが嫌気され−9.15%(103.84ドル)と急落。同社決算はS&P主要消費財・一般消費財セクターを圧迫し、コストコ<COST>、ダラー・ツリー<DLTR>、アルバートソンズ<ACI>も1〜2.6%安に連れ安した。化粧品大手コティ<COTY>は今期利益見通しが予想を下回り通期見通しの公表も見送ったことで−9.24%、半導体のウルフスピード<WOLF>も決算失望で−9.42%。スペースX<SPCX>は本日実施の第2弾ロックアップ解除(発行済み株式の約7%相当)を受け3日続落となり、再びIPO価格135ドルを下回る場面があった。半面、農機大手ディア<DE>は通期純利益見通しの引き上げを好感し+6.94%、機械設備のノードソン<NDSN>はAI・半導体向け需要拡大を受け+8.00%。暗号資産関連のストラテジー<MSTR>、コインベース<COIN>は、トランプ大統領が前日に議会へ暗号資産関連法案の可決を求めたことを材料に7%超上昇した。米10年債利回りは4.702%(前日比+0.055、ロイター集計ベースでは+4.5bpの4.698%)、30年債利回りは5.238%(+4.4bp)、2年債利回りは4.188%(+0.9bp)とそろって再上昇。ベッセント財務長官はCNBCとのインタビューで、長期国債の買い戻し(バイバック)規模を「1回当たり40億ドルを超える可能性もある」とさらなる拡大の可能性に言及した一方、「強いドル政策」の維持を強調しドル買いが再開した。トランプ大統領はSNSで、イランを支援する国々に対し「前例のない規模の経済戦争と孤立化」をもたらす考えを表明。ベッセント長官はイランに対する制裁措置の詳細を24日に記者会見で説明すると発表した。米連邦債務が8月19日時点で初めて40兆ドルを突破したことについて、ベッセント長官は「40兆ドルという数字に特別な意味はない」とした上で、財政健全化に向けた新たな取り組みにより「数千億ドル」規模の節減が可能との見通しを示し、「財政赤字はすでにピークに達した可能性が高い」と述べた。(出典:フィスコ・ロイター 2026/8/20)
📊 寄与度ランキング(上位・下位・ADR)を見る
寄与度上位3銘柄(上昇寄与)
① ソフトバンクグループ (9984)
+128.72円 寄与
5,387円 △3.06%
② ファーストリテイリング (9983)
+107.81円 寄与
76,280円 △1.79%
③ アドバンテスト (6857)
+82.06円 寄与
35,360円 △0.97%
寄与度下位3銘柄(下落寄与)
① 東京エレクトロン (8035)
−64.36円 寄与
54,020円 ▼1.17%
② イビデン (4062)
−37.88円 寄与
19,150円 ▼2.87%
③ 京セラ (6971)
−19.85円 寄与
3,567円 ▼2.03%
米ADR(変動率上位3銘柄)
アドバンテスト (6857)
ADR
▼5.20%
相場体温計: 🟡 日経平均は3営業日ぶり反発も、下げ幅の3分の1戻しにも満たず自律反発の域を出ていない 同日のNY市場では米金利再上昇・ウォルマート急落で株安に転じており、21日の東京市場は反落が想定されている
③ 🎙️ ラジオ解説
🟢 日経平均は3営業日ぶり反発、6万6000円台を回復:日経平均は前日比+890.37円(+1.36%)の66,216.79円と3営業日ぶり反発、一時998円高の66,325円まで上値を伸ばした。プライム市場の値上がり銘柄数は1,320(85%)に達し、東証グロース250指数も+4.67%と大幅高で約2ヵ月半ぶりの水準を回復した。ただし前日までの下げ幅3,893円の3分の1戻しにも満たず、自律反発の域を出ていないとの見方も出ている。
🔴 NY市場は一転して大幅反落、米金利再上昇とウォルマート急落が重し:NYダウは−703.84ドル(−1.32%)の52,759.21ドルと大幅反落。ウォルマートが決算失望で−9.15%と急落し消費関連株の重しとなったほか、10年債利回りは4.702%へ再上昇、原油高によるインフレ懸念も相場の重荷となった。
⚪ 米・イラン情勢が一段と緊迫化、トランプ大統領が経済的圧力強化を表明:トランプ大統領はイランを支援する国々に対し「前例のない規模の経済戦争と孤立化」をもたらす考えをSNSで表明した。ベッセント財務長官はイランへの制裁措置の詳細を24日に記者会見で説明すると発表。原油はホルムズ海峡を巡る対立の緊張を意識して5日続伸となり、WTIは86.47ドルまで上昇した。
⚪ 米財務省、国債買い戻し規模の追加拡大に含み:ベッセント財務長官はCNBCとのインタビューで、長期国債の買い戻し(バイバック)規模について「1回当たり40億ドルを超える可能性もある」とさらなる拡大に言及した。ただし市場ではこの日、利回りが前日の低下分をほぼ打ち消す形で再び上昇しており、政策効果の持続力を見極める展開となっている。
⚪ 米連邦債務40兆ドル突破、ベッセント長官「特別な意味はない」:財務省が8月19日時点で連邦政府債務総額が初めて40兆ドルを突破したと発表したことについて、ベッセント長官は「40兆ドルという数字に特別な意味はない」とした上で、財政健全化に向けた新たな取り組みで「数千億ドル」規模の節減が可能との見通しを示した。
🇯🇵 東京市場・補足:物色は自律反発中心、値動きの荒さ残る
値上がり率上位にはクオンツ総研ホールディングス<9552>、松屋<8237>、住友鉱山<5713>(米財務省のバイバック上限増額を受けた金利低下で金先物相場が急伸したことを材料視)、パークシャ<3993>、ブロドリーフ<3673>、Sansan<4443>(ユニシアホールディングス<3547>への契約AIサービス導入を材料視)、東邦鉛<5707>(銀相場急伸を受け資金流入)などが並んだ。一方、値下がり率上位にはさくらインターネット<3778>、FIG<4392>、大和工業<5444>、リテールパートナーズ<8167>、あおぞら銀行<8304>などが顔を出した。東証グロース市場では、ルネサス<6723>との協業を発表したティアフォー<593A>が+16.99%、データセンター向けファラデー回転子の増産投資を発表したオキサイド<6521>などが買われた一方、前日大幅高の反動安となったミライロ<335A>などが下げた。東証が発表した8月第2週(10〜14日)の投資部門別売買動向では、外国人投資家は現物で2,134億円と3週ぶりの買い越し、先物を含む合計では6,789億円と4週連続の買い越しとなった一方、個人投資家は現物で6,557億円と4週連続の売り越しとなっている。
📰 出典:株探「【市況】【↑】日経平均 大引け|3日ぶり反発、金利低下でリスクオフ巻き戻し」「東証グロース指数は大幅に3日ぶり反発」(2026/8/20)|フィスコ「【市況】<マーケット日報>」「【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】東証投資部門別売買動向」(2026/8/20)|MINKABU PRESS「(まとめ)日経平均は890円高の66,216円で反発」(2026/8/20)|ロイター「日経平均は3日ぶり反発、金利低下を好感」(2026/8/20)
🇺🇸 NY市場・補足:決算とAI関連の個別材料
投資プラットフォームのウィブル<BULL>は経常収益・1株利益・営業利益がいずれも予想を大きく上回り+2.43%。バーコード・POSシステム大手のスキャンソース<SCSC>は決算に加えITインテグレーション企業マイクロエイジ社の買収発表も好感され+9.67%。ビットコイン・トレジャリー会社のビットディア<BTDR>はビットコインの買い戻しやアナリストの新規「買い」評価(目標株価15ドル)を受け上昇した。半導体のクラウドストライク<CRWD>は最高技術責任者(CTO)の退社が報じられ下落。スポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズ<DKS>は英JDスポーツの決算を受けた連想売りで下落した。マイクロン・テクノロジー<MU>はメモリー・AIリサーチ分野に100億ドルを投資する計画を発表、CEOが「AI成長にメモリーは欠かせない」と強調したことが好感され上昇した。
📰 出典:フィスコ「【市況】20日の米国市場ダイジェスト」「NY金:続伸で4,574.76ドル」「NY原油:続伸」(2026/8/20)|MINKABU PRESS「【市況】ダウ平均は大幅反落 米国債利回りが再上昇」(2026/8/20)|ロイター「米国株式市場=反落、ダウ703ドル安」「NY市場サマリー(20日)」「原油先物1カ月ぶり高値」「米債買い戻し規模拡大も、金利上昇は経済基礎的条件反映せず=財務長官」(2026/8/20)
📌 今日(8/21)の相場見通し
本日の東京株式市場で日経平均は反落が想定されている。前日の米国市場でNYダウ・S&P500・ナスダックがそろって下落したことが波及するとみられ、6万5000円台を維持できるかが注視される。予想レンジは6万5,400円〜6万6,000円(ロイター)。シカゴ日経平均先物9月限は現物終値比775円安の6万5,585円で終了しており、朝方の東京市場ではこの水準が意識され軟調な滑り出しが想定される。原油高によるインフレ懸念の継続や米長期金利の再上昇が株式の相対的な割高感を意識させる一方、SOX指数は小幅高(+0.53%程度)にとどまっており、国内半導体関連株の下値を支えるかが焦点となりそうだ。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏は、原油高や米金利上昇を受けた米国株安を背景に日経平均は反落しそうだとした上で、ウォルマート決算を受けた米消費への懸念から国内関連株にも連想売りが出る可能性、半導体株は金利動向より業績への思惑で振れやすくなっているとの見方を示した。国内では寄り前に7月全国消費者物価指数(CPI)が公表されるほか、3ヵ月物国庫短期証券入札、7月食品スーパー売上高が発表される。海外ではユーロ圏・米国の8月製造業・サービス業PMI速報値、8月ユーロ圏消費者信頼感指数などが注目される。なお本日はフィリピン市場が休場。
📰 出典:MINKABU PRESS「【市況】21日の株式相場見通し=反落、米金利再上昇でセンチメント悪化」(2026/8/20)|ロイター「今日の株式見通し=反落、米金利高や米小売り大手決算を嫌気」(2026/8/21)
💚 長期投資家へのメッセージ:一日の反発に一喜一憂しない
日経平均は3営業日ぶりに反発し6万6000円台を回復しましたが、前日までの下げ幅3,893円の3分の1にも満たない戻りにとどまっており、市場関係者の間でも「自律反発の域を出ていない」との見方が根強くあります。さらに同じ20日のNY市場では、前日に低下した米金利が一日で再び上昇に転じ、株式市場も反落するなど、状況はなお不安定です。金利・原油・中東情勢という3つの変動要因が同時に動いている局面では、1日単位の値動きの方向感だけを追いかけると振り回されやすくなります。日経平均が直近安値圏で13週移動平均線を回復できるかどうかが目先の節目になるとの指摘もあり、短期的な上げ下げよりも、こうしたテクニカルな水準や金利・原油の推移を数日単位で確認しながら、資産配分を見直す機会として捉えるのが良さそうです。
④ 🔮 レジェンドたちの目
3人が「日経平均は3営業日ぶり反発も戻りは限定的、同日のNY市場は一転して反落」という不安定な値動きをどう読むか。
⚔️ W・D・ギャン(1878-1955) — 転換点を測る者
日経平均は反発したが、下げ幅3,893円のうち戻したのは890円と3分の1にも届いていない。これは価格・時間の両面で見て、まだ真の転換点には達していないことを示唆する。同じ日にNY市場が金利再上昇で反落に転じたことも、条件が一方向に固まっていないサインだ。日経平均が13週移動平均線を回復できるかどうかは、次の重要な測定点になるだろう。
📊 戻りは限定的、13週移動平均線の回復が次の測定点
🎯 ジェシー・リバモア(1877-1940) — トレンドを見極める者
下降トレンドの中での戻りは、しばしば自律反発にとどまり本格転換とは別物だ。今回も下げ幅の3分の1戻しに満たず、その典型に見える。しかも同じ日のNY市場が金利再上昇で反落に転じており、地合いの主導権が完全にこちら側(上昇)に移ったとは言いがたい。ここで買いを増やすのではなく、21日以降も戻りが続くか、それとも6万5000円台を守れず反落するかを見極めたい局面だ。
📊 自律反発の域を出ず、本格転換の確認にはまだ早い
🌸 本間宗久(1724-1803) — 地合いを読む者
昨日は「安堵」の気で反発したが、その裏で夜(NY時間)には再び「警戒」の気に戻った。一日の中で気分がこれほど揺れ動くのは、まだ地合いが定まっていない証拠だ。金利・原油・中東情勢という3つの火種がくすぶり続けている限り、こうした一進一退はしばらく続くとみるべきだろう。焦って方向感を決め打ちせず、「休むも相場」の姿勢を保ちたい。
📊 一日の中で気分が揺れる不安定な地合いが続く
📋 3人の見解まとめ
| 投資家 |
スタンス |
注目ポイント |
今後の見通し |
| ⚔️ ギャン |
戻りは限定的、転換点は未確認 |
下げ幅の3分の1戻しに届かず |
13週移動平均線の回復可否に注目 |
| 🎯 リバモア |
自律反発の域を出ず |
NY市場は同日中に反落へ転じた |
21日以降の戻りの持続力を見極め |
| 🌸 本間宗久 |
一日の中で気分が揺れる不安定な地合い |
金利・原油・中東の3つの火種が併存 |
方向感の決め打ちは避けたい |
📰
主なソース:株探「【市況】【↑】日経平均 大引け|3日ぶり反発、金利低下でリスクオフ巻き戻し」「東証グロース指数は大幅に3日ぶり反発」(2026/8/20)|フィスコ「【市況】<マーケット日報>」「【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】東証投資部門別売買動向」「【市況】20日の米国市場ダイジェスト」「NY金:続伸で4,574.76ドル」「NY原油:続伸」(2026/8/20)|MINKABU PRESS「(まとめ)日経平均は890円高の66,216円で反発」「【市況】ダウ平均は大幅反落」「【市況】21日の株式相場見通し」(2026/8/20)|ロイター「日経平均は3日ぶり反発、金利低下を好感」「米国株式市場=反落、ダウ703ドル安」「NY市場サマリー(20日)」「原油先物1カ月ぶり高値」「米債買い戻し規模拡大も、金利上昇は経済基礎的条件反映せず=財務長官」「今日の株式見通し=反落」(2026/8/20〜21)
📊 数値出典:東京市場・米国市場データともに8/20(木)終値基準。WTI原油はNY正式終値記事(フィスコ「NY原油」・10月限)の86.47ドル(+2.08、+2.46%)を採用。前日終値(8/19・84.21ドル)からの連続性が取れ、限月・取引レンジも明記されているため。ロイター「NY市場サマリー」記載の清算値87.83ドル(9月限、+2.3%)とは限月が異なるため不採用とした。NY金はNY正式終値記事(フィスコ「NY金」・COMEX9月限)の4,574.76ドル(+29.46、+0.65%)を採用。ロイター記載の先物清算値4,571.40ドル(+0.6%)とはおおむね近い水準で、今回は2つのNY終値記事の乖離は小さかった。ドル円はNY正式終値記事(フィスコ「NY為替」)の159.09円(158.47円→159.18円で推移、159円09銭で引け)を採用。ロイター記載の159.12円ともおおむね近い水準で一致。送付データの朝7時値(158.98-159.00円)との差は、NY引け後から東京朝方にかけての値動きによるもの。BTC/USDは8/19号・8/20号・本号で前日比「+10.98(+0.28%)」が3回連続で同一となっていた送付データの不具合について、送付元で修正確認済み。修正後の数値(72,743.16ドル、+3,802.14、+5.57%)を採用した。米ADRは変動率の絶対値上位3銘柄(送付データ)をそのまま採用。東証33業種の上昇29・下落4業種は株探・フィスコの記載が一致するため採用。
📬 日経平均は3営業日ぶりに反発しましたが、戻りは限定的で、同日のNY市場は一転して反落しました。21日の東京市場が6万5000円台を維持できるか注目です。続きは KABU気トップページ で毎朝更新中です。
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本解説はAI生成の情報をもとに構成しています。記載の数値・情報は公開されている各種ソースを参照した参考値であり、正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。本コンテンツは特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。株式投資・金融商品取引には元本割れを含む損失リスクが伴います。
KABU気(kabu-ki.com)|2026年8月21日発行