TOPIX9日続伸も金利3%・イラン緊迫|9/2相場解説

📊 KABU気 — 2026年9月2日(水)マーケットレポート
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基準日:2026年9月1日(火)東京市場・NY市場ともに終値|日経平均は続落もTOPIXは9日続伸、最高値目前に
① 📖 今日の市場ストーリー

日経平均は続落、−96.59円(−0.15%)の66,215.34円。米国の対イラン軍事作戦拡大と原油急騰を受け上値が重かったが、TOPIXは9日続伸で約1年4カ月ぶりの連騰記録を更新した。国内長期金利は一時3.00%と約30年ぶりの水準まで上昇した。

今日のポイント
  • 01日経平均は−96.59円(−0.15%)の66,215.34円と2日続落。前日の米国株安を受け朝方は一時735円安まで下落したが、バリュー株物色に支えられ下げ渋った。TOPIXは+0.62%と9日続伸、8月14日の最高値まであと1ポイント未満に迫る場面もあった。国内新発10年債利回りは一時3.00%と1996年9月以来約30年ぶりの水準に達した
  • 02米中央軍はイラン革命防衛隊(IRGC)拠点への空爆を開始したと発表。ホルムズ海峡を航行中のタンカー2隻も攻撃を受けたと伝わり、原油はWTIが+5.6%の90ドル台まで急伸した。イラン国営メディアは、南部での攻撃により民間人に死傷者が出たと報じている(米側からのコメントは得られていない)。トランプ大統領は追加の報復があれば「厳しく攻撃する」と警告、ベッセント財務長官は週内に対イラン銀行制裁を発表する可能性を示した
  • 03NYダウ・S&P500・ナスダックは3日続落。米10年債利回りは一時4.798%と2025年1月以来の高水準に上昇した。ベッセント財務長官はG20の場で日銀の植田総裁に「健全な金融政策」を求め、事実上の利上げ圧力とも受け止められた。半面、デルは決算でAIサーバー需要の絶好調ぶりを示し通期見通しを上方修正、時間外で+10%超と急伸した
② 📋 マーケット早見表
指標 終値・水準 前日比 方向
🇯🇵 日本株・国内金利
日経平均 66,215.34 ▼ −96.59(−0.15%) ↓ 2日続落
TOPIX 4,181.86 ▲ +25.57(+0.62%) ↑↑ 9日続伸。最高値目前
グロース250 800.09 ▼ −11.95(−1.47%) ↓↓ 2日続落
日本10年国債 2.990% ▲ +0.050 ↑↑↑ 一時3.00%と約30年ぶり水準
シカゴ日経225先物(円建て) 64,870円 ▼ −1,280(大取終値比) ↓↓↓ 大幅下落
🇺🇸 米国株・半導体
NYダウ 52,766.88 ▼ −419.02(−0.79%) ↓↓ 3日続落
S&P500 7,631.47 ▼ −54.67(−0.71%) ↓↓ 3日続落
ナスダック 26,099.77 ▼ −271.12(−1.03%) ↓↓ 3日続落
SOX 半導体 11,288.61 ▼ −246.44(−2.14%) ↓↓↓ 反落
米10年国債 4.803% ▲ +0.047 ↑↑ 一時4.798%と2025年1月以来の高水準
VIX 恐怖指数 16.34 ▲ +1.42(+9.52%) ↑↑↑ 急上昇
💴 為替
ドル円(NY終値) 160.20円 ▲ +0.43(+0.27%) ↑ 反発。ドル買い優勢
🛢️ エネルギー・商品・先物
WTI原油(NY終値・10月限) 90.55ドル ▲ +4.79(+5.59%) ↑↑↑ 2日続伸。ホルムズ海峡リスク急浮上で急伸
NY金(NY終値・12月限) 4,375.54ドル ▼ −105.96(−2.36%) ↓↓↓ 3日続落。金利・ドル高が重し
BTC/USD 77,072.70ドル ▼ −1,486.41(−1.89%) ↓↓ 下落
🇯🇵 日本株・国内金利
日経平均
▼ −96.59(−0.15%)2日続落
66,215.34
TOPIX
▲ +25.57(+0.62%)9日続伸・最高値目前
4,181.86
グロース250
▼ −11.95(−1.47%)2日続落
800.09
日本10年国債
▲ +0.050(一時3.00%)
2.990%
シカゴ日経225先物
▼ −1,280(大取終値比)
64,870円
🇺🇸 米国株・半導体
NYダウ
▼ −419.02(−0.79%)3日続落
52,766.88
S&P500
▼ −54.67(−0.71%)3日続落
7,631.47
ナスダック
▼ −271.12(−1.03%)3日続落
26,099.77
SOX 半導体
▼ −246.44(−2.14%)反落
11,288.61
米10年国債
▲ +0.047(一時4.798%)
4.803%
VIX 恐怖指数
▲ +1.42(+9.52%)急上昇
16.34
💴 為替
ドル円(NY終値)
▲ +0.43(+0.27%)反発
160.20円
🛢️ エネルギー・商品・先物
WTI原油(NY終値・10月限)
▲ +4.79(+5.59%)2日続伸・急伸
90.55ドル
NY金(NY終値)
▼ −105.96(−2.36%)3日続落
4,375.54ドル
BTC/USD
▼ −1,486.41(−1.89%)下落
77,072.70ドル

🔮 3人のレジェンドはこの相場をどう見てる?→

📜 9/1(火)の東京市場は日経平均−96.59円(66,215.34円)で2日続落(始値65,885.47円→前日の米国株安を受け寄り付きから売りが先行し序盤に一時735円安の65,576.61円まで下落→韓国KOSPIの上昇に連動した買い戻しで前場中盤には66,408.07円まで切り返しプラス圏に浮上する場面も→原油高・長期金利上昇による相対的な割高感が意識され再び軟化→前引け261円安の66,050円→後場は長期金利が一段と上昇したためバリュー株へのセクターローテーションが強まり終盤にかけ再び上げに転じる→大引け66,215.34円)。売買高22億7,826万株、売買代金7兆5,016億円。プライム市場の値上がり銘柄数は845(54%)・値下がり662(42%)・変わらず49(3%)。日経平均構成銘柄(225種)の騰落数は値上がり170・値下がり55・変わらず0。東証33業種は上昇26業種(上昇率上位5業種:電気・ガス業・鉱業・石油石炭製品・鉄鋼・卸売業)・下落7業種(下落率上位5業種:サービス業・非鉄金属・小売業・機械・金属製品)。テクニカル面では日経平均が25日移動平均線(65,700円、8/31時点)を下値、75日移動平均線(66,505円、8/31時点)を上値としたレンジ内の動きが続いている。寄与度上位5銘柄はソフトバンクG・キオクシアHD・豊田通商・KDDI・三菱商事で合計約131円の押し上げにとどまり、寄与度下位5銘柄は東エレク・ファーストリテイリング・アドバンテスト・リクルートHD・フジクラで合計約431円の押し下げと、AI・半導体関連への売りが指数の重しとなった。個別では、東京エレクトロン<8035>が日米金利上昇による相対的な割高感を嫌気され−2.6%と8営業日ぶりに反落。半面、トヨタ自動車<7203>は出遅れ銘柄への物色を受け+2.8%と4日続伸、IHI<7013>は国内証券の投資判断引き上げ(「2・中立」→「1・アウトパフォーム」、目標株価2,900円→3,800円)を受け+2.0%と反発。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は非公開化観測が伝わり+7.0%と大幅続伸、六甲バター<2266>は期末配当予想の増額(20円→30.5円)と株主優待拡充発表を受け+8.0%と大幅反発。住友化学<4005>が値上がり率トップ、九州電力<9508>など電力株も原油高を受けた収益改善期待で全面高となった。半面、ネットプロテクションズホールディングス<7383>が急落、ベクトル<6058>、メイコー<6787>、メドレー<4480>なども大きく水準を切り下げた。(出典:株探・フィスコ・MINKABU・ロイター 2026/9/1)
📜 NY市場は同日(1日)、主要3指数がそろって続落。米中央軍はイラン革命防衛隊(IRGC)の拠点に対する空爆を米東部時間正午に開始したと発表。ホルムズ海峡を航行していた大型原油タンカー2隻も飛来体による攻撃を受けたと伝わり、同海峡周辺での軍事的緊張が改めて意識された。イラン国営テレビの記者によると、ホルムズ海峡に近いイラン南部シリク近郊で行われていた結婚式が米軍の攻撃を受け、少なくとも4人が死亡、35人が負傷したと報じられている(米国からのコメントは得られていない)。イラン国営放送・通信は、ホルムズ海峡北岸のゲシュム島や南部の港湾都市バンダルアッバス、チャバハル、ジャスク、シリクでも爆発があったと伝えた。トランプ大統領はFOXニュースとのインタビューで、イランとの合意は「紙切れ同然」と述べた上で、イランがさらに紛争を悪化させれば「完全に根絶させる」と警告。ベッセント財務長官は、対イラン制裁の一環として週内に銀行を対象とした制裁を発表する可能性が大きいと明らかにした。一方、イラン革命防衛隊報道官は「米国は新たな攻撃を後悔することになる」と述べたとファルス通信が伝えている。原油価格の急伸を受け世界的に長期金利が上昇、米10年債利回りは一時2025年1月14日以来の高水準となる4.798%を付けた後、3.4bp高の4.792%で終えた。2年債利回りも一時2025年1月14日以来の高水準となる4.392%まで上昇。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2.1%安、全構成銘柄が下落した。半導体のエヌビディア<NVDA>はアンソロピック・Lambdaとの取引が循環型ファイナンスとの投資家の警戒感を招き下落。アップルはターナス新CEOが正式就任、来週の新型iPhone発表イベントへの期待から+2.6%と上昇した。ベッセント財務長官はG20の場で、日銀の植田和男総裁との会談において、インフレ期待の安定と過度な為替変動回避のための「健全な金融政策」を求めたと米財務省が発表。この発言は事実上、日銀への利上げ圧力と受け止められている。デル・テクノロジーズ<DELL>は通常取引終了後に決算を発表、1株利益・売上高とも予想を上回り3四半期連続で過去最高を更新。AIサーバー通期売上高見通しを740億ドルに上方修正(前年度の約3倍)、受注残は950億ドルに達しており、時間外取引で+10%超と急伸した。(出典:フィスコ・MINKABU・ロイター 2026/9/1)
📊 寄与度ランキング(上位・下位・ADR)を見る

寄与度上位3銘柄(上昇寄与)

① ソフトバンクグループ (9984)
+49.88円 寄与
5,262円 △1.19%
② キオクシアホールディングス (285A)
+23.70円 寄与
51,000円 △2.02%
③ 豊田通商 (8015)
+23.03円 寄与
7,707円 △3.06%

寄与度下位3銘柄(下落寄与)

① 東京エレクトロン (8035)
−146.83円 寄与
54,980円 ▼2.59%
② ファーストリテイリング (9983)
−95.74円 寄与
71,260円 ▼1.64%
③ アドバンテスト (6857)
−74.82円 寄与
33,380円 ▼0.92%

米ADR(変動率上位3銘柄)

フジクラ (5803)
ADR
▼7.23%
東京エレクトロン (8035)
ADR
▼5.38%
ディスコ (6146)
ADR
▼4.71%
相場体温計: 🟡 日経平均は2日続落もTOPIXは9日続伸で最高値目前、指数間の跛行が続く 米・イラン情勢の緊迫化と国内長期金利の30年ぶり水準到達が同時進行しており、神経質な相場が続きそうだ

③ 🎙️ ラジオ解説
🔴 米・イラン軍事衝突が拡大、原油急伸で世界的に金利上昇:米中央軍がイラン革命防衛隊拠点への空爆を開始したと発表、ホルムズ海峡ではタンカー2隻も攻撃を受けた。イラン国営メディアは民間人の死傷者も報じている(米側からのコメントなし)。原油はWTIが+5.6%の90ドル台まで急伸し、これを受け米10年債利回りは一時4.798%と2025年1月以来の高水準に上昇した。
国内長期金利が一時3.00%、約30年ぶりの水準に:新発10年債利回りは1日、一時3.00%と1996年9月以来約30年ぶりの高水準を付けた。インフレと財政悪化への懸念が背景にあり、木原官房長官は「政府として市場の動向を極めて高い緊張感をもって注視している」と述べた。市場では3%到達を「通過点」とみる声もあり、レンジが3〜3.25%に上振れる可能性を指摘する向きもある。
🟢 TOPIXは9日続伸で最高値目前、バリュー株物色が支え:TOPIXは+0.62%の4,181.86ポイントと9日続伸、約1年4カ月ぶりの連騰記録を更新し、8月14日の最高値まであと1ポイント未満に迫る場面もあった。金利上昇を受け銀行株や商社株などバリュー株へのセクターローテーションが強まったことが指数を下支えした。
ベッセント財務長官、日銀に事実上の利上げ圧力:米財務省は、ベッセント財務長官がG20の場で日銀の植田総裁と会談し、インフレ期待の安定と過度な為替変動回避のための「健全な金融政策」を求めたと発表した。この発言は事実上、日銀への利上げ圧力と受け止められており、9月17〜18日の金融政策決定会合での利上げ観測を強める材料となっている。
🟢 デル、AIサーバー好調で決算後に急伸:デル・テクノロジーズは決算で1株利益・売上高とも予想を上回り3四半期連続で過去最高を更新。AIサーバーの受注残は950億ドルに達しており、通期見通しを大幅に上方修正、時間外取引で+10%超と急伸した。

🇯🇵 東京市場・補足:金利上昇下でのバリュー株シフト

長期金利の上昇を背景に、AI・半導体関連株からバリュー株への資金シフトが鮮明となった。メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が小幅高、電力株では東京電力ホールディングス<9501>も大幅上昇した。日経平均は25日移動平均線(65,700円)を下値、75日移動平均線(66,505円)を上値としたレンジ内の値動きが続いており、方向感の定まらない展開が意識されている。東証グロース市場では、生成AIサービス「Sovereign GaiXer」の導入を発表したFIXER<5129>が前日のストップ高の反動で下落する一方、臨床試験データを発表したDELTA-P<4598>が値上がり率トップとなるなど、個別材料株次第で値動きが分かれた。

📰 出典:株探「【市況】【↓】日経平均 大引け|続落、日米の金利上昇を警戒し売り優勢」「個別材料株」(2026/9/1)|フィスコ「【市況】日経平均は小幅続落」「【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】東証グロ-ス指数は大幅続落」(2026/9/1)|MINKABU PRESS「(まとめ)長期金利が3%をつける中で日経平均は小幅安の96円安の66,215円 一方TOPIXは9連騰」「【市況】バリュー株へのローテーションの動きも【クロージング】」(2026/9/1)|ロイター「日経平均は小幅続落、売り一巡後下げ渋る TOPIX小幅高」「長期金利3%に到達も『通過点』、積極財政政策で拭えぬ金利先高観」(2026/9/1)

🇺🇸 NY市場・補足:決算・個別企業の材料

ネットワークセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>はAIセキュリティー需要の強さを示す決算を好感され一時上昇したが、その後売りに転じた。ウェアラブルカメラのゴープロ<GPRO>は人気ユーチューバー「マークプライヤー」ことフィッシュバック氏が同社株の8.5%を取得し筆頭株主に浮上したことが伝わり急騰(+40%超)。モバイル学習のデュオリンゴ<DUOL>はアナリストが目標株価をウォール街最大となる210ドルに大幅引き上げ+7.0%。地熱発電のファーボ・エナジー<FRVO>はアルファベット傘下グーグルとの396メガワット規模の電力購入契約締結を好感され大幅高となった。半面、医療診断のメドトロニック<MDT>は決算を受け上昇した一方、ケーブルTVのチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>はCFO退任発表で下落。ネット証券のインタラクティブ・ブローカーズ<IBKR>はアナリストの投資判断引き下げを受け急落した。

📰 出典:フィスコ「【市況】1日の米国市場ダイジェスト」「【市況】ダウ平均は3日続落」「NY金:続落で4,375.54ドル」「NY原油:急伸」(2026/9/1)|MINKABU PRESS「【材料】[DELL] デル決算」「【材料】デル、決算受け時間外で10%高」(2026/9/1)|ロイター「米国株式市場=続落、ダウ419ドル安 債券売りや原油急騰が圧迫」「NY市場サマリー(1日)」「米軍がイラン再攻撃、ホルムズ海峡の緊張再燃 民間人に死者の報道」「米財務長官、日銀に利上げ圧力」(2026/9/1)

📌 今日(9/2)の相場見通し

本日の東京株式市場は軟調な展開が想定されている。イラン情勢の早期収束への期待が薄れ、前日の米国株式市場が続落したほか、金利上昇・原油先物急騰など環境面の悪化が嫌気され売りが先行しそうだ。心理的な支持線である6万5,000円の攻防が意識され、これまで堅調だったTOPIXも押しを余儀なくされる可能性が高い。予想レンジは6万4,700円〜6万6,200円(ロイター)。前日の米国市場ではSOX指数が2%超の下落となっており、半導体セクターへの逆風が強い。国内でも新発10年債利回りが3%台に乗せてきたことで、これを横にらみに神経質な地合いを強いられそうだ。国内では8月のマネタリーベース、8月の財政資金対民間収支が発表されるほか、日銀の高田創審議委員が札幌市金融経済懇談会で挨拶を行う。海外ではニュージーランド中銀・カナダ中銀が政策金利を決定するほか、8月のADP全米雇用リポート、7月の米製造業受注、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が注目される。

📰 出典:ロイター「今日の株式見通し=軟調を想定、金利上昇・原油急騰など環境悪化嫌気」(2026/9/2)|MINKABU PRESS「【市況】2日の株式相場見通し=大幅続落か、原油高と金利上昇でリスクオフ」「【市況】明日の株式相場に向けて=裏読みの9月相場、買い場提供となるか」(2026/9/1)

💚 長期投資家へのメッセージ:金利上昇局面での「指数の中身」の見方

国内長期金利が約30年ぶりに3%の大台に乗せ、米・イラン情勢も一段と緊迫化するという、重い材料が重なった一日でした。それでもTOPIXは9日続伸を記録し、8月の最高値まであと一歩に迫るなど、指数全体としての底堅さは際立っています。この背景には、金利上昇を嫌気してAI・半導体株が売られる一方で、銀行株や商社株などのバリュー株に資金がシフトするという、明確な物色の入れ替わりがあります。金利が上昇する局面では、成長株(将来の利益を現在価値に割り引く際に金利の影響を強く受ける銘柄)が売られやすい一方、金融株のように金利上昇が業績にプラスに働く銘柄も存在します。指数の日々の上下だけでなく、「どのセクターが金利上昇の恩恵を受け、どのセクターが逆風を受けているか」という視点を持つことが、こうした局面を理解するうえで役立ちます。中東情勢という不確実性も重なっているため、無理にポジションを傾けず、金利・原油・地政学リスクという3つの軸を並行して確認していく姿勢が引き続き有効です。


④ 🔮 レジェンドたちの目

3人が「TOPIXの9日続伸・最高値目前と、国内長期金利の30年ぶり3%到達、米・イラン情勢の緊迫化」という重層的な局面をどう読むか。

⚔️ W・D・ギャン(1878-1955) — 転換点を測る者
TOPIXは8月14日の最高値まであと1ポイント未満に迫っており、この水準を明確に上抜けるかどうかが重要な測定点になる。一方で長期金利が心理的節目の3%を付けたことも、金利という別軸での大きな転換点だ。価格と金利という2つの測定軸が同時に重要な水準に達している今は、どちらの動きが優勢になるか、次の値動きを注意深く見極めたい。

📊 TOPIXは最高値目前、金利3%到達という2つの測定点が同時進行
🎯 ジェシー・リバモア(1877-1940) — トレンドを見極める者
TOPIXの9日続伸という上昇トレンドは強い。ただしその中身は、AI・半導体株からバリュー株への資金シフトによって支えられている。トレンドに乗るなら、指数全体ではなく、実際に資金が向かっているセクター(銀行・商社・電力など)を見極める必要がある。半導体セクターは金利上昇という逆風が続く限り、当面は戻りにくいとみておいた方がよいだろう。

📊 TOPIXのトレンドはバリュー株主導、半導体は逆風が続く
🌸 本間宗久(1724-1803) — 地合いを読む者
市場の気は複雑に入り組んでいる。金利上昇には「警戒」の気があるが、堅調な企業業績には「安心」の気もある。米・イラン情勢には強い「不安」があるが、市場はこれにも徐々に耐性をつけつつあるようにも見える。こうした複数の気が同時に存在する局面では、どれか一つに引きずられず、全体のバランスを見ながら「休むも相場」の姿勢を保つのが賢明だろう。

📊 警戒・安心・不安が同時進行、バランスを見ながら慎重に

📋 3人の見解まとめ

投資家 スタンス 注目ポイント 今後の見通し
⚔️ ギャン 2つの測定点が同時進行 TOPIX最高値目前・金利3%到達 どちらが優勢になるか見極め
🎯 リバモア トレンドはバリュー株主導 資金は半導体からバリューへシフト 半導体は逆風継続を想定
🌸 本間宗久 警戒・安心・不安が同時進行 金利・業績・地政学リスクが交錯 バランスを見ながら慎重に

📰 主なソース:株探「【市況】【↓】日経平均 大引け|続落、日米の金利上昇を警戒し売り優勢」「個別材料株」(2026/9/1)|フィスコ「【市況】日経平均は小幅続落」「【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】東証グロ-ス指数は大幅続落」「【市況】1日の米国市場ダイジェスト」「【市況】ダウ平均は3日続落」「NY金:続落で4,375.54ドル」「NY原油:急伸」(2026/9/1)|MINKABU PRESS「(まとめ)長期金利が3%をつける中で日経平均は小幅安の96円安の66,215円 一方TOPIXは9連騰」「【市況】バリュー株へのローテーションの動きも【クロージング】」「【材料】[DELL] デル決算」「【市況】2日の株式相場見通し」(2026/9/1)|ロイター「日経平均は小幅続落、売り一巡後下げ渋る TOPIX小幅高」「長期金利3%に到達も『通過点』、積極財政政策で拭えぬ金利先高観」「米国株式市場=続落、ダウ419ドル安」「NY市場サマリー(1日)」「米軍がイラン再攻撃、ホルムズ海峡の緊張再燃 民間人に死者の報道」「米財務長官、日銀に利上げ圧力」「今日の株式見通し=軟調を想定」(2026/9/1〜2)

📊 数値出典:東京市場・米国市場データともに9/1(火)終値基準。WTI原油はNY正式終値記事(フィスコ「NY原油」・10月限)の90.55ドル(+4.79、+5.59%)を採用。NY金はNY正式終値記事(フィスコ「NY金」・COMEX12月限)の4,375.54ドル(−105.96、−2.36%)を採用。ドル円はNY正式終値記事(フィスコ「NY為替」)の160.20円(159円89銭→160円27銭で推移、引け値160円20銭)を採用。米ADRは変動率の絶対値上位3銘柄(送付データ)をそのまま採用。東証33業種の上昇26・下落7業種は株探・フィスコ・ロイターの記載が一致するため採用。

📬 日経平均は2日続落となりましたが、TOPIXは9日続伸で最高値まであと一歩に迫りました。国内長期金利は約30年ぶりに3%へ到達し、米・イラン情勢の緊迫化とあわせ、当面は神経質な相場が続きそうです。続きは KABU気トップページ で毎朝更新中です。

⚠️ 免責事項
本解説はAI生成の情報をもとに構成しています。記載の数値・情報は公開されている各種ソースを参照した参考値であり、正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。本コンテンツは特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。株式投資・金融商品取引には元本割れを含む損失リスクが伴います。

KABU気(kabu-ki.com)|2026年9月2日発行

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