① 📖 今日の市場ストーリー
日経平均は3日続落、−1,889.70円(−2.85%)の64,325.64円。約1カ月ぶりに6万5,000円を割り込んだ。TOPIXも9日続伸が途切れ全面安。ただし同日のNY市場は逆に売られ過ぎ銘柄への買い戻しで4営業日ぶり反発、ドル円は円が急伸し158円台まで進んだ。
今日のポイント
- 01日経平均は−1,889.70円(−2.85%)の64,325.64円と3日続落、終値ベースで8月4日以来約1カ月ぶりに6万5,000円台を割り込んだ。一時は2,000円近い下落となる場面も。プライム市場の値下がり銘柄数は1,436と全体の92%を占め、東証33業種は全業種が下落する全面安商状となった。TOPIXは−2.40%と9日続伸が途切れ10営業日ぶりに反落。新興株の東証グロース250指数も−2.83%と3日続落した
- 02米中央軍が9月1日にイラン革命防衛隊拠点への空爆を実施したのに対し、イランはヨルダン・バーレーン・イラクの米軍関連施設に報復攻撃を行い、湾岸地域からの原油輸出阻止を警告するなど強硬姿勢を崩していない。原油はWTIが90ドル台で高止まりし、国内長期金利は一時3.015%と1996年9月以来約30年ぶりの高水準まで上昇。金利上昇に弱いAI・半導体関連株が全面安の主因となった
- 03同日のNY市場では一転、NYダウ・S&P500・ナスダックがそろって4営業日ぶりに反発。売られ過ぎ銘柄への買い戻しが優勢となった。ドル円のNY市場では円が急伸し158円台まで進行、日銀の高田創審議委員がこの日「機動的な利上げが必要な新局面に入った」と述べたことがきっかけの一つとみられ、為替介入的な動き(レートチェック)だった可能性も指摘されている。デルはAIサーバー好調な決算で+15.8%と急伸した
② 📋 マーケット早見表
| 指標 |
終値・水準 |
前日比 |
方向 |
| 🇯🇵 日本株・国内金利 |
| 日経平均 |
64,325.64 |
▼ −1,889.70(−2.85%) |
↓↓↓ 3日続落。約1カ月ぶり6.5万円割れ |
| TOPIX |
4,081.60 |
▼ −100.26(−2.40%) |
↓↓↓ 10営業日ぶり反落。9日連騰途切れる |
| グロース250 |
777.48 |
▼ −22.61(−2.83%) |
↓↓↓ 3日続落 |
| 日本10年国債 |
3.010% |
▲ +0.020 |
↑↑ 一時3.015%、約30年ぶり水準 |
| シカゴ日経225先物(円建て) |
64,735円 |
▲ +385(大取終値比) |
↑ 上昇 |
| 🇺🇸 米国株・半導体 |
| NYダウ |
53,061.95 |
▲ +295.07(+0.56%) |
↑ 4営業日ぶり反発 |
| S&P500 |
7,666.60 |
▲ +35.13(+0.46%) |
↑ 4営業日ぶり反発 |
| ナスダック |
26,217.83 |
▲ +118.05(+0.45%) |
↑ 4営業日ぶり反発 |
| SOX 半導体 |
11,339.25 |
▲ +50.64(+0.45%) |
↑ 反発 |
| 米10年国債 |
4.780% |
▼ −0.023 |
↓ 低下。一時4.818%と23年11月以来水準も |
| VIX 恐怖指数 |
15.20 |
▼ −1.14(−6.98%) |
↓↓↓ 大幅低下 |
| 💴 為替 |
| ドル円(NY終値) |
158.22円 |
▼ −1.98(−1.24%) |
↓↓↓ 反落。円急伸、介入的値動きとの見方も |
| 🛢️ エネルギー・商品・先物 |
| WTI原油(NY終値) |
91.01ドル |
▲ +0.79(+0.9%) |
↑ 3日続伸。7月下旬以来の高値圏 |
| NY金(NY終値・12月限) |
4,428.65ドル |
▲ +32.25(+0.73%) |
↑ 4営業日ぶり反発 |
| BTC/USD |
77,119.99ドル |
▼ −275.90(−0.36%) |
↓ 小幅下落 |
🇯🇵 日本株・国内金利
日経平均
▼ −1,889.70(−2.85%)3日続落・約1カ月ぶり6.5万円割れ
64,325.64
TOPIX
▼ −100.26(−2.40%)10営業日ぶり反落
4,081.60
グロース250
▼ −22.61(−2.83%)3日続落
777.48
日本10年国債
▲ +0.020(一時3.015%)
3.010%
シカゴ日経225先物
▲ +385(大取終値比)
64,735円
🇺🇸 米国株・半導体
NYダウ
▲ +295.07(+0.56%)4営業日ぶり反発
53,061.95
S&P500
▲ +35.13(+0.46%)4営業日ぶり反発
7,666.60
ナスダック
▲ +118.05(+0.45%)4営業日ぶり反発
26,217.83
SOX 半導体
▲ +50.64(+0.45%)反発
11,339.25
米10年国債
▼ −0.023(一時4.818%)
4.780%
VIX 恐怖指数
▼ −1.14(−6.98%)大幅低下
15.20
💴 為替
ドル円(NY終値)
▼ −1.98(−1.24%)円急伸
158.22円
🛢️ エネルギー・商品・先物
WTI原油(NY終値)
▲ +0.79(+0.9%)3日続伸
91.01ドル
NY金(NY終値)
▲ +32.25(+0.73%)4営業日ぶり反発
4,428.65ドル
BTC/USD
▼ −275.90(−0.36%)小幅下落
77,119.99ドル
🔮 3人のレジェンドはこの相場をどう見てる?→
📜 9/2(水)の東京市場は日経平均−1,889.70円(64,325.64円)で3日続落(始値65,195.43円→前日のNY株安・原油高・金利上昇を受け寄り付き直後から幅広い銘柄に売りが広がり下げ幅を拡大→前引け1,742円安の64,473円→後場は韓国KOSPIが一時4%安まで下押ししたことも投資マインドを萎縮させ一時64,215.47円までこの日の安値を更新→終盤にかけやや下げ渋るも大引け64,325.64円)。売買高24億1,905万株、売買代金8兆344億円(前日比+7.10%)。プライム市場の値上がり銘柄数はわずか100(6%)・値下がり1,436(92%)・変わらず19(1%)。日経平均構成銘柄(225種)の騰落数は値上がり14・値下がり210・変わらず1。東証33業種は全33業種が下落という記録的な全面安、下落率の小さかった上位5業種は水産・農林業・海運業・銀行業・医薬品・保険業、下落率の大きかった5業種は非鉄金属・サービス業・ガラス土石製品・電気機器・輸送用機器。寄与度上位5銘柄は第一三共・塩野義製薬・住友ファーマ・伊藤忠商事・セブン&アイ・ホールディングスの、ディフェンシブ株中心の顔ぶれで合計押し上げ効果はわずか約11円にとどまった一方、寄与度下位5銘柄はソフトバンクG・アドバンテスト・東エレク・リクルートHD・TDKで合計約875円の押し下げと、AI・半導体関連への売りが指数を大きく押し下げた。個別では、伊藤園<2593>が27年4月期第1四半期の営業利益が市場予想を大きく上回ったことを好感され+8.7%と年初来高値を更新。かどや製油<2612>は非公開化に関する記事へのコメント開示を受けストップ高水準の+22.3%と年初来高値を更新した。半面、村田製作所<6981>は日米金利上昇を背景としたAI関連の設備投資ペース鈍化懸念から−5.1%と大幅反落。百貨店の松屋<8237>は8月の銀座本店売上高が前年同月比−11%だったことを嫌気され−9.6%と大幅反落(前年が開店100周年で販促効果の反動もあった)。住友金属鉱山<5713>は世界的な金利上昇を背景とした金価格下落を受け−11.6%と大幅反落した。(出典:株探・フィスコ・MINKABU・ロイター 2026/9/2)
📜 NY市場は同日(2日)、主要3指数がそろって4営業日ぶりに反発。直近のリスク回避の動きの中で売られ過ぎとみられていた銘柄・セクターに買いが入り、小型株中心のラッセル2000が大型株をアウトパフォームした。セクター別では航空・金銀鉱山・地方銀行が上昇をけん引した一方、ソフトウエア・サービスはさえなかった。デル・テクノロジーズ<DELL>は決算で調整後1株利益・売上高とも予想を上回り、世界的なAI需要拡大でAIサーバーの受注が絶好調となったことを受け通期売上高見通しを上方修正、+15.8%と急伸。ウーバー・テクノロジーズ<UBER>は世界の従業員の約10%にあたる約3,300人を削減する大規模な組織再編を発表し好感され上昇。半導体のエヌビディア<NVDA>はAI企業ハギングフェイスの買収報道を受けAI強化期待から+3.2%、マイクロン<MU>+2.4%、クアルコム<QCOM>+2.0%とそろって上昇した。検索大手アルファベット<GOOG>は独占禁止法違反訴訟の是正措置で裁判官が広告技術部門の変更を命じたことにより広告事業売却が回避されたことが好感され買われた。引け後に決算を発表した半導体大手ブロードコム<AVGO>は、第3四半期の1株利益・売上高とも市場予想を上回ったが、8-10月期(第4四半期)の売上高見通しが約348億ドルと市場予想(350.5億ドル)を下回ったことへの失望から、時間外取引で発表直後は一時−3.8%まで下落。その後の決算説明会でタンCEOがAI半導体売上高について26年度580億ドル、27年度1,150億ドル、28年度2,300億ドルとほぼ倍増が続く強気な長期見通しを示したことが好感され、時間外で+1.6%まで切り返す場面もあるなど、値動きの荒い展開となった。この日発表された8月のADP全米雇用報告では、民間雇用者数が前月比3万8,000人増と市場予想(4万8,000人増)を下回り伸びが鈍化。ウィリアムズNY連銀総裁は、インフレは「緩やかな鈍化基調」にあり、金利は「良い位置にある」と発言し利上げ観測が後退、長期金利の低下とドル売りにつながった。10年債利回りは終盤に4.794%(−0.2bp)で終えたが、一時4.818%と2023年11月1日以来の高水準を付ける場面もあった。ドル円のNY市場では、円が対ドルで急伸し終盤には0.79%高の158.92円(フィスコ記事の引け値は158.22円)となった。急伸のきっかけは直ちには明らかでないとしつつ、この日の日銀・高田創審議委員のタカ派的コメントを受けたタイミングの良さから、日米いずれかによるレートチェック(介入に先立つ市場観測)だった可能性を指摘する声も出ている。高田委員は講演で、年2回の間隔での利上げは「従来の発想」であり、強まるインフレ圧力に対抗するためには機動的に利上げを行うべきとの考えを示した。(出典:フィスコ・MINKABU・ロイター 2026/9/2)
📊 寄与度ランキング(上位・下位・ADR)を見る
寄与度上位3銘柄(上昇寄与)
① 第一三共 (4568)
+3.27円 寄与
2,883円 △1.14%
② 塩野義製薬 (4507)
+3.22円 寄与
2,982円 △1.08%
③ 住友ファーマ (4506)
+1.46円 寄与
1,633.5円 △2.74%
寄与度下位3銘柄(下落寄与)
① ソフトバンクグループ (9984)
−271.93円 寄与
4,924円 ▼6.42%
② アドバンテスト (6857)
−202.74円 寄与
32,540円 ▼2.52%
③ 東京エレクトロン (8035)
−188.06円 寄与
53,110円 ▼3.4%
米ADR(変動率上位3銘柄)
キオクシアHD (285A)
ADR
△5.37%
リクルートHD (6098)
ADR
▼3.90%
相場体温計: 🔴 日経平均は約1カ月ぶりに6万5,000円割れ、TOPIXの9日続伸も途切れる全面安 ただし同日のNY市場は売られ過ぎ銘柄の買い戻しで反発しており、3日の東京市場は自律反発が見込まれている
③ 🎙️ ラジオ解説
🔴 日経平均は約1カ月ぶり6万5,000円割れ、全33業種が下落する全面安:日経平均は−1,889.70円(−2.85%)の64,325.64円と3日続落、終値ベースで8月4日以来約1カ月ぶりに6万5,000円台を割り込んだ。プライム市場の値下がり銘柄数は1,436と全体の92%を占め、東証33業種は全業種が下落する記録的な全面安となった。TOPIXも9日続伸が途切れ10営業日ぶりの反落。
⚪ 米・イラン攻撃の応酬続く、原油90ドル台で高止まり:米中央軍のイラン革命防衛隊拠点への空爆に対し、イランはヨルダン・バーレーン・イラクの米軍関連施設に報復攻撃を行い、湾岸地域からの原油輸出阻止を警告するなど強硬姿勢を崩していない。トランプ大統領は新たな軍事攻撃は「それほど長くは続かない」との見方を示す一方、いつでも再攻撃する用意があるとも述べた。原油はWTIが90ドル台で高止まりしている。
⚪ 国内長期金利、一時3.015%まで上昇継続:新発10年債利回りは2日、一時3.015%まで上昇し前日に続き約30年ぶりの水準を更新した。金利上昇に弱いAI・半導体関連株への売りが東京市場全面安の主因となった。
🟢 NY市場は一転4営業日ぶり反発、売られ過ぎ銘柄に買い戻し:NYダウ・S&P500・ナスダックはそろって4営業日ぶりに反発。直近の下落局面で売られ過ぎとみられていた銘柄・セクターに買いが入った。デルはAIサーバー好調の決算で+15.8%と急伸した。
⚪ ドル円で円が急伸、介入的な動きとの見方も:NY市場でドル円は円が急伸し158円台まで進行。きっかけは直ちには明らかでないとされるが、この日の日銀・高田創審議委員のタカ派的発言のタイミングと重なったことから、レートチェック(介入に先立つ市場観測)だった可能性を指摘する声も出ている。
🇯🇵 東京市場・補足:ディフェンシブ株への資金退避
金利上昇と原油高が同時進行する中、通信・食品・医薬品などディフェンシブセクターへの資金退避が目立った。NTT<9432>、ソフトバンク<9434>といった通信株、キッコーマン<2801>、ニッスイ<1332>、キユーピー<2809>といった食品株に見直し買いが入るとの見方が出ている。東証グロース市場では、26年8月期業績予想を下方修正したFIXER<5129>、アスタリスク<6522>が大幅安となる一方、時価総額上位のテラドローン<278A>、ティアフォー<593A>は上昇し、値上がり率上位にはダイナミックマッププラットフォーム<336A>(+25.5%)、ジェイファーマ<520A>(+24.1%)が並ぶなど、個別材料株次第で明暗が分かれた。東証グロース市場指数は25日移動平均線との乖離率が前日時点で7%を超えており、高値警戒感からの利益確定売りも出やすかったとの指摘がある。
📰 出典:株探「【市況】【↓】日経平均 大引け|3日続落、長期金利上昇を警戒し全面安」「個別材料株」(2026/9/2)|フィスコ「【市況】日経平均は大幅続落」「【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】東証グロ-ス指数は大幅に3日続落」(2026/9/2)|MINKABU PRESS「(まとめ)日経平均は1,889円安の64,325円で大幅続落」「【市況】中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】」「【市況】<マーケット日報>」(2026/9/2)|ロイター「日経平均は大幅に3日続落、原油高・金利高を嫌気 TOPIX連騰途切れる」(2026/9/2)
🇺🇸 NY市場・補足:決算関連の明暗
ウイスキー「ジャック・ダニエル」製造元のブラウン・フォーマン<BF>は第1四半期決算で1株利益が予想を上回り+3.9%。ソフトウエア開発のギットラボ<GTLB>は通期見通し上方修正と第3四半期の強い見通しを好感され大幅高。半面、ソフトウエアのモンゴDB<MDB>は好決算ながら高い期待に届かなかったとの受け止めから−13.5%、同業クレド・テクノロジー<CRDO>も好決算にもかかわらず市場の高い期待を満たせず−20.0%と急落した。再生可能エネルギーのフューエルセル・エナジー<FCEL>は売上高予想未達・EBITDA赤字拡大で大幅安。セキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>は好決算ながら次世代セキュリティの年間経常収益(ARR)が期待に届かず大幅安となった。電力設備のGEベルノバ<GEV>はベネズエラの電力網修復合意が伝わり上昇した。
📰 出典:フィスコ「【市況】2日の米国市場ダイジェスト」「【市況】ダウ平均は4日ぶり反発」「NY金:反発で4,428.65ドル」「NY原油:続伸」(2026/9/2)|MINKABU PRESS「【材料】ブロードコム、決算受け時間外で下落」「【材料】ブロードコム、時間外でプラスに転じる」(2026/9/2)|ロイター「米国株式市場=4日ぶり反発、売られ過ぎ銘柄に買い」「NY市場サマリー(2日)」「原油先物1%高、米イラン攻撃再開で供給懸念高まる」「米8月ADP民間雇用、3.8万人増に伸び鈍化」(2026/9/2)
📌 今日(9/3)の相場見通し
本日の東京株式市場で日経平均は反発する公算が大きい。前日の米国市場でNYダウ・ナスダック・SOX指数などが上昇したことが支えとなり、前日までの大幅な下げに対する自律反発狙いの買いが流入しそうだ。予想レンジは6万3,800円〜6万5,000円(MINKABU PRESS)。ただし原油価格が7月下旬以来の高値水準で推移しており、これによるインフレ懸念は引き続き意識されるため、買い一巡後は伸び悩む可能性が高い。米国とイランの対立激化によるホルムズ海峡の不安定化への警戒感は根強く、WTI価格は当面80〜90ドル台前半で推移するとの見方が出ている。国内では週間の対外・対内証券売買契約等の状況、30年国債の入札が予定されている。海外では中国・ドイツ・ユーロ圏の8月サービス業PMI、米7月貿易収支、新規失業保険申請件数、8月ISM非製造業景況指数、4-6月期非農業部門労働生産性指数(確報値)なども発表される。あすには市場の最大の焦点である8月の米雇用統計が控えており、その内容を見極めたいとして週末にかけて模様眺めムードが強まる可能性もある。
📰 出典:MINKABU PRESS「【市況】3日の株式相場見通し=自律反発も上値重いか、原油高への懸念根強く」(2026/9/2)|ロイター「今日の株式見通し=買い先行、米株高が支え 原油・金利高警戒はくすぶる」(2026/9/3)
💚 長期投資家へのメッセージ:日米の反応が分かれた一日をどう捉えるか
東京市場が約1カ月ぶりの安値まで売り込まれた同じ日に、NY市場は逆に4営業日ぶりの反発を演じるという、対照的な一日でした。この違いは、両市場が置かれている状況の違いを映し出しています。東京市場では、国内長期金利の急上昇という固有の要因が重なり、より深い調整を強いられました。一方NY市場では、直近の下落局面で「売られ過ぎ」とみられていた銘柄への買い戻しという、テクニカルな反発の性格が強かったとみられます。同じ日に同じニュース(原油高・中東情勢)を材料にしていても、それぞれの市場が抱える固有の事情によって反応が大きく異なることは珍しくありません。急落した翌日には自律反発が入りやすい一方、根本的な懸念(金利上昇・地政学リスク)が解消されたわけではない点には注意が必要です。一時的な反発と、トレンドの転換を見分けるには、数日かけて値動きの質を確認する姿勢が引き続き有効だと考えます。
④ 🔮 レジェンドたちの目
3人が「日経平均の約1カ月ぶり安値・TOPIX9日続伸途切れという急落と、同日のNY市場の4営業日ぶり反発という対照」をどう読むか。
⚔️ W・D・ギャン(1878-1955) — 転換点を測る者
日経平均は1日で約2,000円という大きな価格変動を見せた。これは重要な転換点である可能性を示唆するが、同時にTOPIXの9日連騰という長く続いたトレンドが途切れたことも見逃せない。長期金利が3%台という新しい水準に乗った以上、これまでの前提が変わった可能性がある。NY市場の反発が本物かどうかは、3日の東京市場がこの流れをどこまで引き継ぐかで判断したい。
📊 大きな価格変動と長期トレンドの途切れが同時発生、次の一手を見極め
🎯 ジェシー・リバモア(1877-1940) — トレンドを見極める者
NY市場の反発は、下落トレンドの転換というより、売られ過ぎ銘柄への一時的な買い戻しの性格が強い。根本的な懸念材料(原油高・金利上昇・地政学リスク)が解消されたわけではなく、トレンドが本当に変わったと判断するのは時期尚早だ。東京市場の自律反発についても同様で、値動きの勢いが続くかどうかを数日かけて見極める必要がある。
📊 NY市場の反発は売られ過ぎの買い戻し、トレンド転換の判断は時期尚早
🌸 本間宗久(1724-1803) — 地合いを読む者
東京市場は「恐怖」一色の一日だったが、同じ日のNY市場では「安堵」に転じた。日をまたいで気が大きく揺れ動いていることは、市場全体がまだ落ち着き先を見出せていない証拠だ。金利・原油・地政学リスクという複数の火種が同時にくすぶっている以上、一日の反発に安心せず、「休むも相場」の姿勢を続けるのが賢明だろう。
📊 東京の恐怖とNYの安堵が交錯、まだ落ち着き先は見えない
📋 3人の見解まとめ
| 投資家 |
スタンス |
注目ポイント |
今後の見通し |
| ⚔️ ギャン |
大きな変動とトレンド途切れが同時発生 |
1日で約2,000円の値動き、金利は新水準へ |
3日の東京市場で流れを見極め |
| 🎯 リバモア |
反発は買い戻し、転換判断は時期尚早 |
根本的な懸念材料は未解消 |
数日かけて値動きの質を確認 |
| 🌸 本間宗久 |
恐怖と安堵が交錯 |
複数の火種が同時進行 |
一日の反発に安心せず様子見継続 |
📰
主なソース:株探「【市況】【↓】日経平均 大引け|3日続落、長期金利上昇を警戒し全面安」「個別材料株」「原油先物1%高、米イラン攻撃再開で供給懸念高まる」(2026/9/2)|フィスコ「【市況】日経平均は大幅続落」「【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】東証グロ-ス指数は大幅に3日続落」「【市況】2日の米国市場ダイジェスト」「【市況】ダウ平均は4日ぶり反発」「NY金:反発で4,428.65ドル」「NY原油:続伸」(2026/9/2)|MINKABU PRESS「(まとめ)日経平均は1,889円安の64,325円で大幅続落」「【市況】中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】」「【市況】<マーケット日報>」「【市況】明日の株式相場に向けて」「【市況】3日の株式相場見通し」「【材料】ブロードコム、決算受け時間外で下落」「【材料】ブロードコム、時間外でプラスに転じる」(2026/9/2)|ロイター「日経平均は大幅に3日続落、原油高・金利高を嫌気 TOPIX連騰途切れる」「米国株式市場=4日ぶり反発、売られ過ぎ銘柄に買い」「NY市場サマリー(2日)」「米8月ADP民間雇用、3.8万人増に伸び鈍化」「今日の株式見通し=買い先行」(2026/9/2〜3)
📊 数値出典:東京市場・米国市場データともに9/2(水)終値基準。WTI原油はロイター「NY市場サマリー」等の91.01ドル(+0.79、+0.9%)を採用。NY金はNY正式終値記事(フィスコ「NY金」・COMEX12月限)の4,428.65ドル(+32.25、+0.73%)を採用。ドル円はNY正式終値記事(フィスコ「NY為替」)の158.22円(159円72銭→158円22銭で推移、引け値158円22銭)を採用。米ADRは変動率の絶対値上位3銘柄(送付データ)をそのまま採用。東証33業種は全業種下落で株探・フィスコ・ロイターの記載が一致。
📬 日経平均は約1カ月ぶりに6万5,000円を割り込み、TOPIXの9日続伸も途切れました。ただし同日のNY市場は4営業日ぶりに反発しており、3日の東京市場は自律反発が見込まれています。続きは KABU気トップページ で毎朝更新中です。
⚠️ 免責事項
本解説はAI生成の情報をもとに構成しています。記載の数値・情報は公開されている各種ソースを参照した参考値であり、正確性・完全性を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。本コンテンツは特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。株式投資・金融商品取引には元本割れを含む損失リスクが伴います。
KABU気(kabu-ki.com)|2026年9月3日発行