① 📖 今日の市場ストーリー
キオクシアが値上がり率トップで6万円台を回復。日経平均は3営業日ぶりに2,000円超の急反発。売られ過ぎていたAI・半導体株への買い戻しが全体相場を押し上げた一方、ドル円は約39年ぶりの円安水準まで上昇した。
今日のポイント
- 01日経平均は+2,091円(+3.26%)と3営業日ぶり急反発、66,232円で高値引け。前週末までの4,600円強の急落に対する自律反発が優勢だった
- 02キオクシアHDが+17.18%と急伸し値上がり率トップで6万円台を回復。米SOX半導体指数も+5.21%の大幅反発
- 03中東情勢緊迫を背景にドル円は一時163円24銭まで上昇。1986年12月以来、約39年ぶりの円安・ドル高水準を記録した
② 📋 マーケット早見表
| 指標 |
終値・水準 |
前日比 |
方向 |
| 🇯🇵 日本株・国内金利 |
| 日経平均 |
66,232.19 |
▲ +2,091.07(+3.26%) |
↑↑↑ 3営業日ぶり急反発・高値引け |
| 日本10年国債 |
2.720% |
▲ +0.015 |
↑ 上昇 |
| シカゴ日経225先物(円建て) |
67,185円 |
▲ +865(大取終値比) |
↑ 続伸を示唆 |
| 🇺🇸 米国株・半導体 |
| NYダウ |
52,224.64 |
▲ +385.38(+0.74%) |
↑ 4日ぶり反発 |
| S&P500 |
7,509.20 |
▲ +65.92(+0.89%) |
↑ 反発 |
| ナスダック |
25,837.21 |
▲ +329.13(+1.29%) |
↑ 反発 |
| SOX 半導体 |
12,356.16 |
▲ +612.31(+5.21%) |
↑↑↑ 大幅反発・メモリー株中心に急伸 |
| 米10年国債 |
4.632% |
▲ +0.046 |
↑ 2ヵ月ぶり高水準 |
| VIX 恐怖指数 |
17.05 |
▼ −1.60(−8.58%) |
↓↓ 急低下・警戒後退 |
| 💴 為替 |
| ドル円(NY終値) |
163.23円 |
▲ +0.60(+0.36%) |
↑↑ 一時163.24円、1986年12月以来約39年ぶり高値 |
| 🛢️ エネルギー・商品・先物 |
| WTI原油(NY終値) |
84.33ドル |
▲ +1.85(+2.24%) |
↑↑ 5週間ぶり高値・供給懸念で上昇 |
| NY金(NY終値) |
4,088.15ドル |
▲ +72.25(+1.80%) |
↑ 質への逃避需要で上昇 |
| BTC/USD |
66,280.31ドル |
▲ +1,066.21(+1.63%) |
↑ 上昇 |
🇯🇵 日本株・国内金利
日経平均
▲ +2,091.07(+3.26%)3営業日ぶり急反発
66,232.19
日本10年国債
▲ +0.015(上昇)
2.720%
シカゴ日経225先物
▲ +865(大取終値比)続伸を示唆
67,185円
🇺🇸 米国株・半導体
NYダウ
▲ +385.38(+0.74%)4日ぶり反発
52,224.64
S&P500
▲ +65.92(+0.89%)反発
7,509.20
ナスダック
▲ +329.13(+1.29%)反発
25,837.21
SOX 半導体
▲ +612.31(+5.21%)大幅反発
12,356.16
米10年国債
▲ +0.046(2ヵ月ぶり高水準)
4.632%
VIX 恐怖指数
▼ −1.60(−8.58%)急低下
17.05
💴 為替
ドル円(NY終値)
▲ +0.60(+0.36%)約39年ぶり円安水準
163.23円
🛢️ エネルギー・商品・先物
WTI原油(NY終値)
▲ +1.85(+2.24%)5週間ぶり高値
84.33ドル
NY金(NY終値)
▲ +72.25(+1.80%)逃避需要で上昇
4,088.15ドル
BTC/USD
▲ +1,066.21(+1.63%)上昇
66,280.31ドル
🔮 3人のレジェンドはこの相場をどう見てる?→
📜 7/21(火)の東京市場は日経平均+2,091.07円(66,232.19円)で3営業日ぶり急反発(始値64,544.05円→前引け65,255円→後場一段高で高値引け)。日経225種は値上がり187・値下がり37・変わらず1、プライム市場全体では値上がり1,231(79%)・値下がり294(19%)・変わらず33。東証33業種は上昇31・下落2業種(下落はその他製品・水産農林業のみ、上昇上位は鉱業・保険業・石油石炭製品・非鉄金属・その他金融業)。TOPIXは4,014.95(+95.74・+2.44%)、東証グロース250指数は704.07(+8.90)でともに3営業日ぶり反発。売買代金は9兆9,675億円(前日比−8.74%)。寄与度上位はアドバンテスト+512.89円・ソフトバンクグループ+263.08円・キオクシアHD+210.02円(アドバンテスト・SBGの2銘柄だけで約775円、上位5銘柄合計で約1,295円の押し上げ)。寄与度下位はコナミグループ−12.57円・任天堂−10.09円・テルモ−7.24円(下位5銘柄合計で約41円の押し下げにとどまる)。新高値・新安値は送付データに記載がなく今回は省略。(出典:株探・フィスコ・MINKABU・ロイター 2026/7/21)
📜 NY市場はダウ+385.38ドル(52,224.64ドル)・S&P500+0.89%・ナスダック+1.29%で4日ぶり反発、SOXは+5.21%の大幅高。マイクロン・テクノロジー+12.17%、サンディスク+14.27%、ウエスタンデジタル+12.5%高となるなどメモリー関連が急伸した。日本経済新聞は朝刊1面で、メタなど米ビッグテック5社の「影の債務」が268兆円規模に積み上がっているとの指摘を報じたが、材料出尽くし的に受け止められ、逆にショートカバーを誘う結果となった。米中央軍によるイランへの攻撃は10日連続となり、イエメンの親イラン武装組織フーシ派はサウジアラビアへの海上封鎖の即時発効を宣言。WTI原油は+2.24%の84.33ドルまで上昇し5週間ぶりの高値、米10年債利回りは2ヵ月ぶりの高水準となる4.632%まで上昇した。ドル円は一時163円24銭まで上昇し1986年12月以来、約39年ぶりの円安・ドル高水準を記録。CME FedWatchによると、7月28-29日のFOMCで0.25%ポイントの利上げを決定する確率は21.9%(前週の約11%から上昇、ただし1ヵ月前の38.5%は下回る)。日本政府はこの日、GPIFなど年金運用の高度化を柱とする金融戦略を発表した。(出典:フィスコ・ロイター・日本経済新聞 2026/7/21〜22)
📊 寄与度ランキング(上位・下位・ADR)を見る
寄与度上位3銘柄(上昇寄与)
① アドバンテスト (6857)
+512.89円 寄与
29,630円 △7.73%
② ソフトバンクグループ (9984)
+263.08円 寄与
5,751円 △6.03%
③ キオクシアHD (285A)
+210.02円 寄与
61,060円 △17.18%
寄与度下位3銘柄(下落寄与)
① コナミグループ (9766)
−12.57円 寄与
18,500円 ▼1.99%
② 任天堂 (7974)
−10.09円 寄与
6,993円 ▼4.13%
③ テルモ (4543)
−7.24円 寄与
2,240.5円 ▼1.19%
米ADR(変動率上位3銘柄)
キオクシアHD (285A)
ADR
+17.34%
メタプラネット (3350)
ADR
+8.63%
アドバンテスト (6857)
ADR
+7.22%
相場体温計: 🟢 AI・半導体株への自律反発が鮮明。キオクシアが値上がり率トップで6万円台回復 「半導体の安定化は急落後の一時的な息継ぎと見るべきで、投資家は今週も高いボラティリティを想定しておくべきだ」
③ 🎙️ ラジオ解説
🟢 日経平均、3営業日ぶりの急反発:前週末までの急落に対する自律反発の買いが優勢となり、日経平均は+2,091円(+3.26%)と大幅高で取引を終えました。キオクシアHDが+17.18%と値上がり率トップで6万円台を回復し、アドバンテスト・ソフトバンクグループの2銘柄だけで指数を約775円押し上げています。
🟢 米SOX指数、+5.21%の大幅反発:マイクロン・テクノロジーが+12.17%、サンディスクが+14.27%、ウエスタンデジタルが+12.5%高となるなど、半導体メモリー関連株が軒並み急伸しました。今週から本格化する決算発表を前に、売り込まれていた銘柄への買い戻し(ショートカバー)の動きも観測されています。
🔴 ドル円、一時163円台に上昇。1986年12月以来約39年ぶりの円安水準:中東情勢の緊迫化による原油高でインフレ再燃・年内利上げ観測が強まり、ドル買いが優勢となりました。CME FedWatchによれば7月FOMCでの利上げ確率は21.9%まで上昇しています。政府・日銀による円買い介入への警戒感も引き続きくすぶっています。
🔴 中東情勢さらに緊迫、原油は5週間ぶり高値:米軍によるイラン攻撃は10日連続となり、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアへの海上封鎖の即時発効を宣言しました。WTI原油は+2.24%の84.33ドルまで上昇し5週間ぶりの高値をつけています。
⚪ 米ビッグテック決算が本格化:本日22日にテスラ・アルファベット・IBM、23日にインテルなどの決算発表が予定されています。AIブームの持続可能性を占う材料として注目される一方、日本経済新聞はメタなど米ビッグテック5社の「影の債務」が268兆円規模に積み上がっているとの指摘を報じています。
⚪ 政府、GPIFなど年金運用高度化の金融戦略を発表:2040年度に250兆円の国内投資実現を目指す「成長投資金融戦略」を発表。個人向け国債の商品性見直しも検討課題に挙げられています。本日22日はティアフォーが東証グロース市場に新規上場するほか、国内では6月貿易統計・40年物国債入札、海外では6月英CPI・インドネシア中銀政策金利発表などが予定されています。
🇯🇵 東京市場・補足:値動きの経緯と個別材料
日経平均は64,544.05円で反発スタートした後、前引けにかけて上げ幅を拡大し65,255円で前引け。後場に入ると一段高となり、66,232.19円まで買われて高値引けとなりました。個別では、米農業大手ADMとの提携報道で三菱商事が4.9%高、ボーイング向け部品の新規受注が伝わった川崎重工業が2.7%高。証券会社の目標株価引き上げを材料視したTENTIALが一時+11.9%高で年初来高値を更新、7月15日に新規上場したばかりのチャットプラスはストップ高水準の+21.9%高となりました。一方、任天堂は信用買い残の多さや株価の上値の重さを嫌気した売りで3営業日ぶりに反落しています。
📰 出典:株探「【市況】【↑】日経平均 大引け|3日ぶり急反発、半導体関連を中心に買い戻し」(2026/7/21)|フィスコ「【市況】前週末の急落の反動などから買い戻され66000円台回復【クロージング】」「日経平均寄与度ランキング(大引け)」(2026/7/21)|MINKABU PRESS「(まとめ)日経平均は2,091円高の66,232円で大幅反発」(2026/7/21)
🇺🇸 NY市場・補足:決算銘柄と個別材料
3M(スリーエム)は好決算に加え通期ガイダンスの上方修正が好感され+7.32%高。ゼネラル・モーターズも第2四半期の値上げ効果で1株利益が予想を上回り+4.91%高となりました。インテルは追加の人員削減計画発表を受けて+8.64%高。一方、医療機器のダナハーはバイオプロセシング部門の売上高が予想を下回り第3四半期見通しも市場予想以下となったことから−10.99%の大幅安。宇宙開発のスペースXは、株価調整により割安な水準で投資できる買い場が到来したとのアナリストの指摘を受け8日ぶりに反発しました。
📰 出典:フィスコ「【市況】21日の米国市場ダイジェスト」「【市況】ダウ平均が反発 半導体が本日も上昇し、投資家心理を支える」(2026/7/21)|MINKABU PRESS「野沢卓美」(2026/7/21)
📌 今日(7/22)の相場見通し
日経平均の予想レンジは66,000円〜67,300円(ロイター)。前日の米国市場でAI・半導体株を中心に主要3指数が揃って上昇したことを好感し、続伸が見込まれています。上値のメドとしては、前週末に空けた下窓(66,400円付近)を埋められるか、その先には半値戻りとなる67,700円程度が意識されるとの見方(ストック・データバンク編集部)が出ています。一方で、買い一巡後は戻り待ちの売りとの綱引きになるとの声もあり、本日発表されるテスラ・アルファベット・IBMなど米ビッグテックの決算を見極めたいとして、上値を積極的に追う動きは限られる可能性もあります。
📰 出典:ロイター「今日の株式見通し」(2026/7/22)|MINKABU PRESS「明日の株式相場に向けて」(2026/7/21)
💚 長期投資家へのメッセージ:急反発の中身を見極める
今回の急反発は、前週後半2営業日で4,600円あまり下落した反動としての自律反発の色彩が強く、需給面での売り方の買い戻しが主導した面が大きいとみられます。日本経済新聞が報じた米ビッグテック5社の「影の債務」268兆円という指摘は、本来であればAIバブル懸念を強める材料になり得るものでしたが、市場が既にその存在を織り込んでいたためか、逆に材料出尽くしとして受け止められました。この値動きは、相場の需給が非常に複雑で、単純な理屈だけでは動かないことを改めて示しています。AI・半導体セクターの調整が本当に一巡したのかどうかは、今週から本格化するテスラ・アルファベット・IBM・インテルなどの決算内容、とりわけ設備投資の継続性に対する各社のコメント次第という状況に変わりはありません。
④ 🔮 レジェンドたちの目
3人が「3営業日ぶりの急反発・キオクシア急伸・ドル円39年ぶり高値」をどう読むか。
⚔️ W・D・ギャン(1878-1955) — 転換点を測る者
前週末に空けた下窓(66,400円付近)を今日の終値でもまだ埋めきれておらず、次の節目としてそこが意識される。その先には半値戻りの水準となる67,700円という価格の節目も控えている。時間・価格の両面で、この2つの節目をどう通過するかが今後のトレンドを占う鍵になるだろう。
🌗 66,400円の窓埋めと67,700円の半値戻りが次の節目
🎯 ジェシー・リバモア(1877-1940) — トレンドを見極める者
アドバンテスト・ソフトバンクGのわずか2銘柄で指数を775円も押し上げたという事実は、これが幅広い物色というより、売り方の買い戻しに主導された急反発であることを物語っている。米アナリストが「半導体の安定化は急落後の一時的な息継ぎ」と評しているように、これを本格的なトレンド転換と決めつけるのは早計だ。今週の決算発表で本物かどうかが試される。
🌗 売り方主導の反発。決算発表で真贋が試される
🌸 本間宗久(1724-1803) — 地合いを読む者
前日までの「休むも相場」という慎重な地合いから一転、今日は値上がり銘柄がプライム市場の8割近くを占める全面高となった。相場は人の気で動くというが、悲観から楽観への転換の速さそのものが、この相場の不安定さを表してもいる。ドル円が約39年ぶりの水準まで円安が進んでいることも、素直に株高を喜べない複雑な地合いを作り出している。
🟢 悲観から楽観への転換は急だが、円安という影も
📋 3人の見解まとめ
| 投資家 |
スタンス |
注目ポイント |
今後の見通し |
| ⚔️ ギャン |
節目通過を注視 |
66,400円の窓・67,700円の半値戻り |
2つの節目の通過が鍵 |
| 🎯 リバモア |
真贋はこれから |
2銘柄で775円の押し上げ |
決算発表で本物かどうか判明 |
| 🌸 本間宗久 |
楽観への転換は急 |
値上がり銘柄が8割の全面高 |
円安という影も意識 |
📰
主なソース:株探「【市況】【↑】日経平均 大引け|3日ぶり急反発、半導体関連を中心に買い戻し」(2026/7/21)|フィスコ「【市況】前週末の急落の反動などから買い戻され66000円台回復【クロージング】」「日経平均寄与度ランキング(大引け)」「【市況】21日の米国市場ダイジェスト」「【市況】ダウ平均が反発」「NY金:反発で4,088.15ドル」「NY原油:続伸」(2026/7/21)|MINKABU PRESS「(まとめ)日経平均は2,091円高の66,232円で大幅反発」「明日の株式相場に向けて」(2026/7/21)|ロイター「日経平均は大幅反発、6万6000円回復」「米国株式市場=反発、半導体株が高い」「NY外為市場=ドル上昇、一時163円台」「今日の株式見通し」(2026/7/21〜22)|日本経済新聞「NY円相場、続落」(2026/7/21)
📊 数値出典:東京・米国市場データともに7/21(火)終値。WTI原油・NY金は朝7時値とNY正式終値記事で数値が異なったため、より詳細な文脈のあるNY終値記事(フィスコ)を採用。ドル円はNY終値163.23円を採用し、変化幅は送付データの朝7時値ベースを併記(ラベルと出典時点を確認済み)。シカゴ先物67,185円(大取終値比+865円)。ADRは変動率上位3銘柄(今回は3銘柄とも上昇)。新高値・新安値は送付データに記載なく省略。
📬 急反発から一夜明け、今日の東京市場がこの勢いを続けられるか。続きは KABU気トップページ で毎朝更新中です。
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KABU気(kabu-ki.com)|2026年7月22日発行